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2026.03.31

建築学系の野口萌々香さんが第96回日本建築学会関東支部研究発表会において若手優秀研究報告賞を受賞

理工学部建築学系4年生・野口萌々香さんが3月、位田達哉准教授と連名で発表した2025年度第96回日本建築学会関東支部研究発表会において、「若手優秀研究報告賞」を受賞しました。

2025年度(第96回)関東支部研究発表会

主催 日本建築学会関東支部
日時 3月5日(木)・6日(金)
場所 東京理科大学神楽坂校舎8号館

発表時間15分(発表12 分、質疑 3分)

研究標題

3Dプリンタを用いた非焼成れんがに関する研究
第1報 練り土の粒度分布および水量が吸放湿性に及ぼす影響

著者

野口萌々香(国士舘大学)、位田達哉(国士舘大学)、梅津信二郎(早稲田大学)

野口さんの発表が、日本建築学会関東支部研究発表会において優秀な研究発表を行った若手研究者として表彰されました。「独創性」「萌芽性」「発展性」「有用性」の4つのカテゴリーの評価において、満30歳以下の応募者の上位10%以内と評価され、今回の受賞に至りました。

本研究では、3Dプリンタを用いて土を出力して“生れんが”をつくり、内装材としての活用を目指しました。土には「調湿効果」と呼ばれる湿度を調整する効果があり、3Dプリンタを使えば、人間の手では不可能なほど細かな造形ができるため、土の持つ効果をさらに高める狙いで研究を進めてきました。

野口萌々香さんのコメント

実験を重ねるうちに自分の中で『この研究をやる意味がある』と強く実感するようになりました。研究を進める中で先生には分からないことをたくさん質問し、一緒に走っていただきました。先生の力がなかったらこの賞にはたどり着かなかったと思いますし、本当にありがたい結果です。この1年間、研究を最後までやり遂げたことは、今後の自分にとって大きな意味を持つと確信しています

位田達哉准教授のコメント

野口さんにとって、さまざまな産地の土を何度も練りませては印刷するといった素材との対話を繰り返した1年間でした。そのような経験を通じて、建築を構成する材料を深く学べたのではないかと思います。何よりも、本人が自ら汗をかき、作業着を泥だらけにして懸命に取り組んでくれた成果です。材料を単なる物としてではなく、作品を作り上げるための大事な要素として愛着を持って扱う姿勢を身につけてくれました。

本研究は、土科学センター財団研究助成:土素材の3Dプリントによるポーラスリッチな非焼成れんがの開発(研究代表者:位田達哉)のご支援を賜りました。ここに感謝申しあげます。 

本件と関連して、野口さんと連名で発表した梅津信二郎教授(早稲田大学)と位田准教授が、2025年度第96回日本建築学会関東支部研究発表会において「優秀研究報告集」にも選定されました。これは、「旧:審査付き研究報告集」と呼ばれるもので、審査希望研究報告数の20%以内から選定される優秀研究報告となります。 

研究標題 
建築補助部材への活用を目的としたセラミックスの3Dプリント 

著者 
梅津信二郎(早稲田大学)、位田達哉(国士舘大学) 

本研究は、旭硝子財団サステイナブルな未来への研究助成:3Dプリント補修材の開発(研究代表者:梅津信二郎)のご支援を賜りました。ここに感謝申しあげます。