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2026.11.02

政経学部の教職実践演習で国会・憲政記念館・国立公文書館を見学

政経学部では10月23日、教職実践演習の一環として、衆議院、衆議院憲政記念館、国立公文書館などを訪問する社会見学を実施しました。教職課程を履修する4年生15人が参加し、貫名貴洋教授と助川成也教授とが引率しました。
同学部では、将来教員を目指す学生が、教室で学んだ知識を実社会と結びつけ、教育現場で活用できるよう、学外での実践的な学びを重視しています。24年度、25年度は、日本銀行、貨幣博物館、東京証券取引所を訪問し、金融・経済の仕組みについて学びました。これに続く今年度は、政治・議会制度と公文書に焦点を当て、国会の役割や日本の議会政治の歴史、公文書の保存・公開の意義について、実際の施設や資料を通じて理解を深めることを目的としました。

午前中は、国会議事堂の衆議院を訪問しました。国会会期中ということもあり、学生たちは配布されたパンフレットなどを参考に、本会議場や中央広間などを見学しました。教科書で学んできた国会の仕組みや役割を、実際の議事堂の構造と結びつけながら理解を深めました。

国会議事堂正面玄関で記念撮影

続いて訪れた衆議院憲政記念館では、説明員の案内のもと、日本における議会政治の成立や発展、国会の歴史について学びました。展示資料を用いた詳しい説明を受け、現在の国会制度がどのような歴史的経緯を経て形成されてきたのかを理解する機会となりました。衆議院の見学に続いて憲政記念館を訪問することで、現在の議会政治とその歴史的背景を関連づけて学ぶことができました。

衆議院憲政記念館内議場体験コーナーで説明を聞く教職履修学生

また、行程に時間的な余裕が生じたため、大手町の日本経済新聞社本社2階に設けられた「NIKKEI MUSEUM」にも立ち寄りました。同施設は日本経済新聞の創刊150周年を記念して設けられたもので、学生たちは展示パネルを通じて、新聞の歴史や日本経済・社会の変遷について学びました。政治や経済の出来事を記録し、社会に伝える新聞・報道の役割について考える機会にもなりました。

最後に訪問した国立公文書館では、職員の案内によるバックヤード見学を行いました。学生たちは事前に同館の役割や機能を紹介する映像を視聴した上で参加し、当日は閲覧室や書庫設備、修復室などを見学しました。公文書がどのように保存・管理され、国民に公開されているのかについて説明を受けるとともに、傷んだ資料を修復する作業の様子など、普段は見ることのできない現場にも触れました。

さらに、国立公文書館が提供するデジタルアーカイブについても説明を受け、歴史的な公文書を学校の授業で活用する方法を学びました。公文書は過去の政治や行政の記録であると同時に、歴史的事実を検証し、次世代へ伝えるための重要な資料であることを理解する機会となりました。

国立公文書館入口前で記念撮影 引率の貫名教授(後列左)と助川教授(後列右)

今回の社会見学では、衆議院で「現在の議会政治」、憲政記念館で「議会政治の歴史」、国立公文書館で「政治・行政の記録と継承」を学び、さらに新聞・報道という視点も加えることで、社会科・公民科の学習内容を多角的に捉えることができました。

参加学生には、見学で得た知識や経験を振り返り、将来教員となった際に、これらの施設や資料をどのように授業で活用できるかについて考察するレポートを課しています。

政経学部では、今後も政治・経済分野の専門性を生かし、教室での学びと社会の現場を結びつける実践的な教育活動を通じて、教員を目指す学生の指導力や実践力の育成に取り組んでいきます。