10月7日、台湾の元参謀総長で本学客員教授の李喜明(リー・シーミン)氏と元自衛隊統合幕僚長でANAホールディングス顧問の岩﨑茂氏を招いた特別講義が世田谷キャンパス34号館B棟304教室で行われ、本学政経学部・柴田德光講師の授業「外交史(現代)」を受講する学生や他の政経学部の学生など約100人が、日本と台湾の安全保障環境の現況について学びました。
はじめに岩崎氏が、日本の安全保障政策の現状と課題をテーマに日本を取り巻く安全保障環境や世界環境について解説しました。中国情勢における軍事勢力が上がってきていることや、大陸国家から海洋国家になりつつある点について紹介したのちに、日本の安全保障政策や自衛隊の統合運用について解説し、更に日本の安全保障政策を充実させるためにも国民の理解・納得が需要であると訴えかけました。
続いて李氏が、日本と台湾の直面する共通の脅威ついて見解を述べました。日本と台湾の友好関係に触れ、台湾が直面する危機について解説した後に中国によるグレーゾーン活動について紹介しました。また、英語で講義した李氏の通訳を日本サイバーディフェンスの中田桃子氏が務めました。
受講した学生らは、講義終了後も教室に残って両氏にそれぞれ質問するなどして理解を深める様子も見られ、関心の高さがうかがえました。
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