8月10日から9月16日にかけて、救急用自動車同乗実習が行われ、体育学部スポーツ医科学科の3年生163人が参加しました。同実習は、救急救命士学校養成所指定規則(平成3年8月14日文部省・厚生省令第2号)第4条に基づく教育内容の専門分野で、「救急用自動車同乗実習」として臨地実習に位置付けられています。今回、東京消防庁の全面的なご理解とご協力のもと、各地域消防署の指定された救急隊において、各々1日の同乗実習に臨みました。
また、今回参加した学生らは、2年次にも同実習を実施しており、今回で2度目となります。
実習では、大学での講義や実習室で学んできたことを生かしながら、119番救急要請がされた後の緊迫した状況の中で、救急隊員らが、実際の救急現場でいかに安全・確実、そして迅速な救急活動をされているか。また、日ごろ病院前救護体制を担われている中で、いかに都民の安全・安心のために救急業務を実施されているかなど、より間近で体験することができました。
今回、東京消防庁町田消防署で実習を行った布施沙綾さん(スポーツ医科学科3年)は、実習開始直後から、勤務交替する消防署員の方々にご挨拶すると間もなく、消防署内に響く出場指令とともにディタイム救急隊に同乗し、昼間だけで5件の救急現場を体験。また、体験した救急用自動車同乗の件数は、2・3年次合わせて10件と、普段体験することはできない環境の中で、より実践的な学びを得る機会となりました。
実習を終えた布施さんは、「救急隊員の皆さんの状況に応じて、各自の役割を全うする姿勢や日頃のコミュニケーションが、円滑な隊連携につながっていると感じました。また、一件一件、一人一人、異なる環境や傷病者の状態を継続的に把握して、臨機応変に対応していく大切さを学びました。これらの経験を、今後の大学での実習や将来、消防官になるために自分自身も身につけていきたいです」と語っていました。
今回の救急用自動車同乗実習は、参加した学生らにとって救急救命士国家資格受験のためだけでなく、就職後もどのように世のため、人のために、職務を遂行していくか。また、個人としての努力やチーム力、組織力の総合力として「救えるはずの命」を守っていくのかなど、さまざまな視点から学ぶことができ、実りのある実習となりました。
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