本学経営学会は5月21日、第14回経営学会講演会を世田谷キャンパスのメイプルセンチュリーホール1階大教室で開催しました。
講師には株式会社Monozukuri Ventures代表取締役の牧野成将氏を招き、「京都から『Monozukuri』で世界を変える」をテーマに講演が行われました。
牧野氏は自身の運営する会社について、日本(京都)と北米(ニューヨーク、サンフランシスコ、トロント)を拠点に展開し試作品から量産化への移行に伴う高いハードルを解決することを目的としたベンチャーキャピタルであると紹介しました。同社は、京都の中小企業とのネットワークを最大限に活用し、ハードウェア・スタートアップへの投資や事業開発支援を行うことで新規事業の創出を促進し、「モノ作りは簡単だ」といえる世界を目指しています。
牧野氏はまず、1970年代から現在に至るまでの世界経済の変遷に触れながら、一時は世界時価総額ランキングに多数の日本企業が占めていたのに対し、現在は姿を消し、米国や中国のIT企業が台頭している現状を指摘しました。日本経済が30年にわたり成長を止めている要因の一つとして「ビジョンや夢の大きさ」の欠如を挙げ、大きな志を持つことが停滞を打破する不可欠な要素であると説きました。
続いて、自身の学生時代の経験や起業家になった経緯にふれながら、「夢は一部しか叶わない。だからこそ、夢が大きければ大きいほど、叶う『一部』も大きくなる」という恩師の言葉を紹介し、大きな夢を持つ大切さについて語りました。また、ビル・ゲイツやスティーブ・ジョブズといった世界を変えた起業家たちが、学生時代からの友人とチームを組んでスタートした事例を紹介。「起業には困難が伴うからこそ、損得勘定抜きで、同じ目標に向かって切磋琢磨できる信頼できる仲間が必要だ。大学時代にはそれができる貴重な時間があるので、ぜひ恐れずにチャレンジしてほしい」と学生にエールを送りました。
最後の質疑応答では、「3Dプリンターと金型の違い」「投資判断の際に重要なことは何か」等、具体的な質問が寄せられました。また、学生からは、「自分も経営者になりたいと思っているので、大きな夢を持って、まずは一歩を踏み出したい」と感想が述べられました。
講演者のプロフィール
牧野成将氏
株式会社Monozukuri Ventures
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