21世紀アジア学部に進学しようと思った理由を教えてください。
以前から日本語教員という職業に興味を持っていました。21世紀アジア学部では、日本語教員養成課程を取得することができ、自分の興味がある分野について深く学ぶことができると考え進学を決めました。また、21世紀アジア学部は外国語教育に力を入れており、アジア地域の言語を1つ選択し学ぶことができます。加えて、海外研修が必修であるため、ただ言語習得をするだけではなく、実用的で目的・目標のための質の高い言語習得ができると考え、21世紀アジア学部への進学を決めました。
いま一番興味・関心を持って学んでいるテーマや分野、科目は何ですか。
興味を持っている科目はゼミの認知言語学です。日本語教員の授業を履修していたため、特に言語学を専門的に学びたいと考えていました。ゼミでは言語の特徴や概念など、日々新しい知識を得ることができ、学んでいくごとに興味深い分野であると感じています。普段から使用している言語について学んでいるため、当たり前と感じている事柄が、なぜそうなるのかをプロセスを辿って理解するのは難しいと感じることがあります。しかし、海外出身のゼミ生も多くいることから、多くの視点から日本語と外国語を比較をすることができ、相違点や共通点を発見できるため、自分にとってより深い学びの環境があると感じます。
学年を重ねることで、どのような成果、成長を遂げ、ステップアップできていますか。
年次を重ね、選択言語の習得には特に成長を実感しています。私は韓国語を選択しており、大学に入る前は何もわからない状態でした。ハングルの形や発音を一から教えていただき、今では軽い日常会話を韓国語ですることができます。授業を重ねるごとに実力の伸びを実感できたことが自分のモチベーションに繋がったと感じます。また、必修の海外研修で自分の実力を試したい、活かしたい気持があったため、それが韓国語の学習意欲に影響したと感じます。
研究室・ゼミではどのような活動を行っていますか。
ゼミでは認知言語学について学んでいます。言語学は、将来的にあまり役に立たない分野と言われているそうです。ですが、学んでいくと発見や新たな知識を得ることができ、とても興味深い分野であると感じます。例えば、私たちが同じ絵を見て、それについての感想を述べるとします。同じ絵を見て「認知」しているのに、感想は皆それぞれ違います。きれいだと感じる人もいれば、儚さや美しさを感じる人もいます。経験やその時の環境によって選ぶ言葉も変われば抱く感情も変わります。ゼミで認知言語学の知識を得ることで、価値観や感性、捉え方の違いといった発見も得ることができます。
卒論など、今後についてお聞かせください。
卒業論文では、今学んでいる認知言語学の知識をいかして、調査などのデータをもとに進めていきたいと考えています。認知言語学の中でも特に興味を持っているのは、環境や経験の違いから生じる語彙の変化です。使う言葉や選択する単語に違いがあるのは、どのような経験の差から生じているのか、各個人の環境や幼少期の体験がどのように影響しているのかを研究していきたいと考えています。
国士舘大学で学んだことで成し遂げられた夢、または必ず成し遂げたい夢を教えてください。
大学の授業を通して、サービス接遇検定準1級を取得することができたことです。大学では、自分の興味を持った資格にチャレンジすることを目標にしてきました。21世紀アジア学部では、「特別課題研究」という科目でサービス接遇検定2級取得のための講義を受けることができます。接客に関する知識やマナーを身につけることができるだけでなく、社会人としての一般教養を学ぶことができました。授業での学びを通じて準1級を取得することができたため、この機会をいかして今後の社会生活に役立てていきたいです。
国士舘大学をめざす受験生へのアドバイス、メッセージをお願いします。
私は国士舘大学で、新たな言語の習得や資格の取得など、自分の可能性を広げることができました。また、大学での学びは、興味を持った分野やチャレンジしたいことに挑戦し努力するきっかけとなりました。大学4年間の学びは、全てが社会生活の基盤となり糧になります。何か一つでも目標に向かって努力し続けることができるなら、きっと入学後はなりたい自分へと成長することができると思います。みなさんがそれぞれの目標や夢を叶えられるよう応援しています。
掲載情報は、2024年のものです。