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2026.08.04

21世紀アジア学部 夏の風物詩「流しそうめん」が復活

7月20日のお昼休み、町田キャンパス30号館の1階のエントランスで流しそうめんが行われました。

この取り組みは、21世紀アジア学部で開講する「華道」の授業を担当していた故・稲葉英男氏(元同学部客員教授)が発案したもので、過去には地域住民なども参加しにぎわいをみせていた恒例行事の一つです。

今年は、「夏は、竹を流れると少し特別になる」というテーマで、同学部の学生や町田キャンパスの施設管理を担う町田校舎事務課の職員らの協力もあり待望の復活開催となりました。

そうめん台を学生が製作

本取り組みの特徴の一つは学生主体という点。準備から実施まで学生らのアイデアを生かしながら行われます。

開催が決まったのは、5月ごろ。そこから、学生たちは早速準備に取りかかりました。
流しそうめんは簡単そうに見えるものの、竹の長さや必要本数、勾配、水の流れなど課題は山積みでした。
それらを解決するために学生たちが活用したのはAIでした。製作した学生はこのように振り返ります。

「流しそうめんを実施するにあたり、竹の加工に必要な要素はAIを活用しながら計算しました。計算自体はAIを活用することで行えますが、その内容を理解し、実際の竹を使って再現することは想像以上に試行錯誤の連続でした」

学生たちがとくに苦労したのは何本もの竹を割り、加工していく作業でした。作業には、体力はもちろんのこと計算通りに仕上げるための工夫も必要で、まさに、「頭」と「体」の両方を使う準備となりました。

「『AIを活用して、そこから更に自分たちで考え、よりよいものを創るということが大切』だと、日頃から教わっていることを身をもって実現できました。その感謝の気持ちを込めて、流しそうめん台の型はAIにしてあります。一方で、AIに計算はできても、これは人にしか作れないものですという気持ちも入れてみました」

と成果を話す学生たち。計算をもとに、自らの発想を加えて完成させていく、まさに大学での学びを生かした視点でついに地産の流しそうめん台を完成させました。

学生たちが制作した流しそうめん台
学生たちが制作した「AI」流しそうめん台

日常に彩が加わる取り組みに

迎えた当日、太陽の陽がそそぐなか、ひと時の涼みを求めて集まった学生の中には、「流しそうめん」という日本文化を体験しようとする多くの留学生の姿もありました。学生たちが製作した流しそうめん台は大好評。参加者それぞれの口に次々とそうめんは運ばれ、多くの笑顔があふれました。 

大盛況となった「流しそうめん」
大盛況となった「流しそうめん」

全体の運営を担当した学生は成果をこう振り返ります。

「当日は、参加者の皆さんの笑顔を見ることができ、とてもうれしかったです。普段とは少し違うイベントがあるだけで、何気ない日常に彩りが加わり、夏ならではの特別な時間になったのではないかと思います」

「また、私自身にとっても『豊かさ』とは何かを改めて考える機会になりました。以前、ある先生から『子どもの頃は何も考えずに楽しかったことが、大人になるとどうしてそう感じなくなるのでしょうかね』という問いをいただいたことがあります。今回の流しそうめんでは、その答えの一端を見つけられたような気がしました。子どもの頃の無邪気な心は、決して失われたわけではなく、一人ひとりの心の中に今も確かに残っています。その心を、参加者のみなさんの自然な笑顔から感じられたことが、私にとって何よりうれしい出来事でした」

学生たちの思いが込められた「流しそうめん」。
運営した学生たちにとって、笑顔を届ける喜びと大学での学びを実感する貴重な機会となりました。