
長谷川 均 はせがわ・ひとし
本学におけるFD活動は、平成20年6月に制定した「FD推進要綱」に基づき、FD推進室を設置し活動が始まりました。その後、平成21年2月に「国士舘大学FD委員会規程」(以下、FD委員会規程)を制定し、同年5月にはFD委員会規程に基づき、学長が指名した副学長をFD委員長とし、各研究科及び各学部等から選任された委員による第1回FD委員会が開催されました。平成27年4月よりこれまでのFD推進室が学長室FD推進課に組織改編され、学長のリーダーシップの下FD活動を行う体制が強化されました。
FD(ファカルティ・ディベロップメント)は、「21世紀の大学像と今後の改革方策について」(平成10年10月26日大学審議会答申)を受け、平成11月9月14日より大学設置基準において努力義務が規定されました。その後、「新時代の大学院教育-国際的に魅力ある大学院教育の構築に向けて-」(平成17年9月5日中央教育審議会答申)を受け平成19年4月1日より大学院設置基準の改正及び平成20年4月1日より大学設置基準改正に伴い義務化され、より一層FD活動の重要性が高まりました。
FD委員会の活動として、FD委員より構成するワーキンググループにおいて年度ごとにテーマを決め検討するワーキンググループ活動の他、年2回FDシンポジウム及び年1回FD研修会、教員による授業公開・授業参観、新採用教員研修等を行っております。ワーキンググループ活動では、これまで「学生による授業評価アンケート」や「シラバス様式の改訂」を検討し、FD委員会の提言を基に改訂が行われ、大学全体の取り組みとして採用されてきました。
本学におけるFD活動は、前述の他にもFD委員会を中心にさまざまな取り組みを行う他、各学部・各研究科独自でFD活動も活発に行われるようになりました。
教員一人一人が本学の特色の一つである「面倒見のよい大学」づくりのために、FD活動を通して教員・職員(教職協働)で連携を図っていき、学生が卒業時に「入学して良かった」と思う大学づくり及び教育研究がより一層発展していくよう、ご協力をお願いいたします。