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「機械工学」の使命

私たちの国士舘大学は、「国士」の養成をうたう伝統校です。その中にあって機械工学技術者の教育や機械工学の研究の持つ意味はどのようなものなのでしょうか。

機械工学は、交通、自動車、航空・宇宙、ロボット、産業機械の開発製造はもちろんのこと、家電、食品、医薬・化粧品、建設、その他部品製造など、機械を扱うあらゆる分野で活躍している学問です。従って、機械工学を深く学ぼうとすればするほど、単なる機械技術そのものについて理解するだけでなく、機械工学と連携する他分野との繋がりも含めて理解を深めていくことになります。そして、どのような研究開発をするにせよ、機械工学エンジニアは自分の分野ことばかり考えていては駄目で、このような繋がりを理解したうえで、機械工学をどう生かすか考えなくてはいけません。近年、ビジネス用語としてよく耳にするようになった「Win-Winの関係」はまさに機械工学技術者のためにあるといってよい言葉です。機械工学技術者が仕事をする際には、需要サイドや他分野の技術者や協力企業と、対立する利害や技術の摺り合わせを行う場面が必ずといってよいほどあります。そうしたときに、機械工学が、上記の「Win-Winの関係」を関係者の中で築くキーテクノロジとして活躍します。

皆が生かされる状況を作り社会に元気を与える…、オールラウンドな能力を持つエンジニア、それが私たちの考える機械工学技術者のあるべき姿です。そして、このような機械工学技術者に求められる精神性は、「自分自身の利益より前に他者の利益をおいて私たちの社会のために尽くす人」すなわち「国士」の養成を掲げる私たちの大学の精神性とも一致します。

ものづくりでは、「自分が損をすること」=「他者を生かすこと」ではない

とは言っても現実には、自分自身の利益より前に他者の利益だけを置けば、自分が損してしまうということはままあります。例えばものづくりにおいて、他分野での技術的要求や需要(営業)サイドの要求に屈して、利益の少ない加工プロセスを選択すれば、協業者は儲かるものの結局自分だけが損をして、最終的には持続不可能となってしまいます。しかし、一方で、自己の利益を確保するために、協業者の技術的要求を無視し、需要サイドの要求を下げさせたらどうなるかというと、自らを含む集団の競争力が低下し、結局自分に跳ね返ってくることになります。このことからわかるのは、ものづくりの世界は、自分自身の利益より前に他者の利益を置き、集団のパフォーマンスを確保しつつ、かつその後に自分自身の利益を確保するといった、一見矛盾するような持続的発展の道を選ばないといけないということです。

技術によってのみ、矛盾したこの不可能にも見える道は拓け、自らのあるべき姿を実現することができ、集団の競争力・成長力を確保することができます。これこそが、私たちが大学で機械工学を学び、さらに深く知識を涵養し見聞を集め、技術を磨き続けなければいけない理由です。そして、これは私たち日本の社会が一番得意としてきたことであり、学ぶ価値があることです。

機械工学系の教育の特色

上記のような学習の目的を達成するために、私たちは次のような環境の整備に努めています。

  1. 都心における充実した実践施設
    私たちの機械工学系には、世田谷の閑静な住宅街の中心にあってなお、多くの実用工作機械群や試験機を備える最新の機械実習工場と、学生が研究に取り組む様々な機械工学実験室、それらを支える精密測定室があります。
  2. アクティブラーニングの重視とPBL教育
    座学だけでなく、実際に体験することで知識を経験と共に得るアクティブラーニングを重視しています。本学系では、課題を設定しそれを解決するプロジェクト型の学習(PBL, Project Based Learning)プログラムを1年から4年生の間に連続して行い、それをアクティブラーニングの柱として他授業と関連付けていくカリキュラム設計を行っています。
  3. 学生の自主的な活動とオートノミーの重視
    レーシングカーを自分たちで設計開発する学生フォーミュラ、研究室での研究、そして上記のようなPBL教育を通じ、学生が自ら考えて自ら行動する雰囲気作りに力を入れています。そのため、時には厳しく、時には親身に、学生と教職員とのインタラクションが常に保たれるように教職員間で調整をしています。
機械工学で己を生かし、社会に羽ばたきましょう

学部の4年間、そして修士課程の2年間はあっという間に過ぎ去って生きます。しかし、この青春期の素晴らしい体験は、皆さんの将来のいかなるときにも必ず支えになります。そのような素晴らしい時間、仲間、学びを得る場を、私たち機械工学系教職員は学生の皆さんと共に作り上げていきたいと考えています。私たちの環に加わっていただける新しい仲間をお待ちしています。

プロフィール

 
大橋 隆弘(おおはし たかひろ)  

理工学部教授。
1967年生まれ。愛知県出身。
(独)産業技術総合研究所ものづくり先端技術研究センター研究チーム長などを経て現職。(独)産業技術総合研究所では「技能の技術化」「デジタルマイスタープロジェクト」などに関わった。専門は塑性加工。現在は、金型構造、塑性加工プロセス、加工へのコンピュータ援用技術の研究について従事している。

   

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