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2022年01月15日

第75回政治学研究会開催のお知らせ

概要
テーマ

「アテナイにおける古代デモクラシーの形成―軍制と空間を軸に―」

日時

令和4年1月18日(火)午前11時00分~12時10分

報告者

政経学部政治行政学科 的射場 敬一 教授

場所

世田谷キャンパス 8号館5階 8507教室

報告趣旨

 ホメロスの描くトロイア戦争を伝説ではなく史実だと信じ、1870年から73年にかけて行ったトロイア遺跡の発掘調査に成功したのが、実業家にして考古学者のハインリッヒ・シュリーマンである。シュリーマンはこの成功に続けて、トロイア戦争のギリシア軍の将アガメムノンの居城と想定されていた、ペロポネソス半島のミケーネ遺跡の発掘調査に乗り出した。ミケーネ遺跡の発掘調査の成功により、古典期をはるかにさかのぼる時代、すなわち前17世紀から12世紀にかけて、ギリシアの地に高度な文明が存在していたことが明らかとなった。ミケーネ文明である。その社会は、古代デモクラシーを生み出した都市国家ポリスとは異質なアジア的な専制国家であり、農民は、王の隷属民であり、軍隊は王の家産軍隊であった。

 このような他のオリエント世界と変わらない社会体制、つまり、垂直的な社会構造の社会が、自由を第一義とする自由で平等な市民よりなる社会、水平的な結合の社会構造の社会(都市国家ポリス)へ転換し、アテナイでは、政治的平等(イソノミア)と自由で平等な発言(イセゴリア)を獲得した古代デモクラシー(民主政)を樹立するまでに至る。

 本報告では、ミケーネ文明とその崩壊、400年間の「暗黒」時代について簡単に紹介しながら、都市国家ポリス形成後のアテナイにおいて、いかなる経緯で古代デモクラシー(民主政)が形成されていくのかを、軍制と都市空間に着目することで詳らかにしたいと思っている。

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