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2020年08月06日

【国士舘アスリートたちの今「それでも前へ、上へ」②】阿部敏弥選手インタビュー(レスリング)

スポ魂サイトマネージャ

新型コロナウイルスの収束が見えず、ほとんどの試合や大会が中止や延期を余儀なくされた2020年上半期。しかしそんな状況を前向きに受け止め、「少しでも前へ」という意識を持ち続けているアスリートが本学にも大勢います。この企画では、本学に所属するアスリート・指導者・学生に書面を通じて取材を行い、自粛期間をどのように過ごし、何を思ったのか、そしてこの先に何を見出したかについて伺います。

<2020年6月、書面によるインタビュー/写真は2019年撮影>
世界ジュニア選手権で優勝しベルトを掲げる阿部選手(2019年9月)世界ジュニア選手権で優勝しベルトを掲げる阿部選手(2019年9月)

■趣味の動画でストレス発散

最初はそこまで重く受け止めていなかったのですが、感染者が増えるにつれ危機感が増してきました。近くのスーパーへ行くのにも怖かったです。
外に出られない状況だったので、部屋の中で映画を見たり、YouTubeで動画を見たりしていました。キャンプや野球といった趣味関連の動画を見ることがストレス発散にもなりました。

■オンラインで練習内容を共有

大学内の練習場が使えないため、各自ランニングをしたり、寮の駐車場で補強トレーニングをしていました。午前10時頃から1~2時間程度です。午後は就活のための勉強をしたり、他の部員と連絡を取り合ったりしていました。
各自撮影した動画を部のLINEグループに送り合い、練習内容を共有もしました。空いた時間はZoomを使って部員同士でコミュニケーションをとっていました。

■主将として

他競技と同じように、本来行われるはずの大会がすべて中止になりました。レスリングに対するモチベーションが下がらないよう、レスリングの動画を見て自分を奮い立たせていました。部員には各自がそれぞれトレーニングをすることと、部内から感染者が出ないよう、不要な外出は控えるように伝えていました。

■東京五輪延期について

再度東京オリンピックの予選会が行われるかはわかりませんが、少しでも出場のチャンスがあることを信じて、日々のトレーニングに励んでいきたいと思います。

 

■国士舘アスリートへメッセージ

コロナ禍は必ず収束します。そのことを忘れずに、今後の試合に目標を定めて今やるべきことに精一杯取り組みましょう。引退が近づいている4年生も、競技から離れずに常に前を向いていてほしいです。

阿部選手が練習拠点とする多摩キャンパスのレスリング場(2019年11月の多摩祭にて)阿部選手が練習拠点とする多摩キャンパスのレスリング場(2019年11月の多摩祭にて)

■新たな気づき

コロナ禍を通じて、以前のように練習や授業ができていた環境が決して当たり前ではないことに気づくことができました。いま与えられている環境に感謝しながら毎日を過ごしていきたいと思います。
また、自粛期間中に学ぶことの楽しさを実感できたので、興味のあることについて学んでいきたいです。

■今後の目標、意気込み

直近の目標は12月に行われる予定の全日本選手権で優勝することです。そのために日々のトレーニングを今まで以上に頑張っていきたいと思います。

プロフィール

阿部敏弥(あべ・としや)

 

・体育学部4年

・帝京高校出身

・2019年世界ジュニア選手権優勝、JOCジュニアオリンピックカップ優勝など

 

◆国士舘アスリートたちの今「それでも前へ、上へ」 全3回

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