2022年03月01日
建築学系の及川さんが全国合同卒業設計展「卒、22」で石川初賞、川島範久賞を受賞
理工学部建築学系4年の及川武さんが、2月に開催の全国合同卒業設計展「卒、22」で石川初賞と川島範久賞を受賞しました。
「卒、(そつてん)」は、関東を中心に全国から集まった、建築を学ぶ学生の卒業発表の場で、2月18日から21日にかけて、隅田公園リバーサイドギャラリーで行われました。
19年目となる今年のコンセプトは「出発、」。学生生活の終わりと新しい生活の出発点を意味する「卒業設計」への思いが込められており、全国から300点の応募があり、選考を経て55点が出展されました。
19日・20日にはそれぞれ5人のクリティークからの講評会があり、一次審査の後、二次審査に残った10点による公開プレゼンテーションが行われました。
及川さんは「蜜蜂送緑線~蜜蜂による町・建築・暮らしの奥行き~」と題して、空き家・耕作放棄地・電柱を活用し、蜜蜂のネットワークを活かした、奥行きのある町・建築・暮らしの提案を行い、クリティーク賞として、19日には石川初賞、20日には川島範久賞を受賞しました。
「1つの建物で町が変わるとは思っていない」という及川さん。ミツバチに適した環境が残る東京都小金井市をモデル地として選び、鉄塔を活用した養蜂場や電柱の配置を利用した花の広がりなど随所に工夫を凝らし、ミツバチの生活の仕方を人間の生活に落とし込んだ作品となりました。
また、「卒、22」では、建築学系3年の清水裕太さんと中田幸佑さんが運営メンバーとなり、企画・運営に携わりました。