2022年03月15日
理工学部建築学系・国広ジョージ健彦教授の最終講義が行われました
今年度で定年を迎える理工学部建築学系・国広ジョージ健彦教授の最終講義が2月26日、メイプルセンチュリーホール1階大教室で「人生は一度だけ…走り続ける」と題して行われました。会場には、多くの在学生や教職員、卒業生らが訪れ、オンライン配信による視聴者を含め約190人が聴講しました。
まず理工学部の本田康裕学部長があいさつを述べ、国広教授とのエピソードを交えながら、これまで本学建築学系の魅力を内外に発信しつつ、けん引してきた功績をたたえました。続いて司会を務めた建築学系の南泰裕教授が、祝電を披露した後、国広教授の経歴やこれまでの業績を紹介しました。
最終講義では、自身の生い立ちから現在にいたるまでの人生について振り返り、影響を受けた数々の恩師との出会いや世界的な建築家である安藤忠雄氏の通訳として活動していた話など、ユーモアを交えながら紹介しました。
さらに国広教授は、自身が今まで29回の引っ越しをしてきたことに触れると「落ち着きがないと思われるかもしれないが、自分が建築設計、特に住宅設計を教えるには必須だったと今では思う」と教員生活を振り返り、「人生は旅だ。旅から学ぶことは多い」と学生らに呼びかけました。
また退職後は、建築とSDGsの密接な関わりに着目し、ごみを資源に有機肥料の生産やバイオ発電を行う新会社を設立し顧問として世界のごみ問題に取り組むと述べ、「美しい自然や美しい地球を次世代を担う子どもたちにつなぐためにも、まだまだ走り続ける」と今後への意気込みで結びました。
講義終了後には、卒業生らから感謝の言葉が多く述べられ、思い出を振り返りました。
最後に、研究室の学生や卒業生から記念品や花束が贈られ、参加者から盛大な拍手を受けながら教壇を降りました。
- 最終講義を行う国広教授
- 受付の様子
- 会場前には数々の功績が展示されました
- 多くの卒業生らで埋め尽くす会場の様子
- 研究室の学生から花束を贈呈
- 記念ポスターを横に笑顔で記念撮影に応じる国広教授