2024年05月30日
3年生学外研修を行いました(日本文学・文化コース)
文学部文学科日本文学・文化コースでは、5月7日に3年生の学外研修を催行しました。日本文学や日本文化に縁のある場所や施設を訪れることを目的とした催事で、今年度は新宿末廣亭で落語や物まね、奇術、漫談、大喜利などの演芸を鑑賞しました。
新宿末廣亭は1897(明治30)年に創業、都内に4席ある落語定席のひとつで、伝統を感じさせる唯一の木造建造物の寄席です。参加した学生と教員は2階の桟敷席に陣取り、約4時間の昼公演を楽しみました。なお都内定席で畳敷きの桟敷席があるのはここ末廣亭だけです。
参加した学生からは「落語は好きであるので今回はとても楽しみにしていた。新宿末廣亭という伝統ある寄席での鑑賞はとてもよかった」「落語を見るのは初めてだったが、クスッと笑えるようなものばかりで今でも残っている文化ということに納得した」「プロの噺家の話芸はテンポや声の調子が見事であった。今後も自分で機会を作ってまた見てみたいと思った」「テレビで見るより迫力や場の雰囲気がより一層楽しめ、日本文化の素晴らしさをまたひとつ実感できた」といった好意的な評価や感想が多く寄せられました。
本コースでは各学年で学外研修を実施しており、年度ごとにコースにふさわしい催事を選んでいます。今回の学外研修も、日本の文化への興味や関心を高め、学生同士あるいは学生と教員の親睦を深めるよい機会になっていることがうかがえました。
新宿末廣亭の外観
記念品を手に笑顔の学生ら