文学部

日本文学・文化コース恒例の観劇の会が12月14日、世田谷キャンパスの多目的ホールで開催され、女優の源川瑠々子さんによる「ひとり文芸ミュージカル『静―しず―』」が公演されました。

本作品は夏目漱石の「こころ」を題材にしたミュージカルで、「美しい日本語の追究」をテーマに近代文学、古典文学を取り入れた独自のスタイルで公演されました。

本舞台の演出家でもある神尾憲一氏によるピアノ演奏にのせて舞台は始まり、源川さんが舞台に現れ歌いだしたその瞬間にホールは漱石の世界へと誘われ、観劇した教員・学生らは源川さんの演技に集中していました。

担当の文学部・倉持長子講師は「文学を、演劇という文化に花開かせた舞台を通じて、文学作品を身近に感じ、いつもとは違った読み方、心情などを感じとってほしい」と述べました。

観劇の会は毎年開催しており、新型コロナウイルス感染予防のためオンライン開催の時期もありましたが、昨年度から舞台での観劇を再開しました。