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2025.07.15

キャンパス・ハラスメント相談員研修を行いました

7月11日、本学のキャンパス・ハラスメント相談員を対象とする研修が世田谷キャンパスのメイプルセンチュリーホール5階第1会議室で行われ、教職員で構成する相談員20人が参加しました。

研修は、公益財団法人21世紀職業財団客員講師の清水知子氏を講師に招き、ハラスメントについての基礎知識と相談への窓口対応について学びました。

清水氏ははじめに、ハラスメントの定義として、同じ立場同士でも、違う相手でもパワーの強弱があり、誰もが行為者にも被害者になりうると説明し、キャンパスで起こりうるハラスメントについて説明しました。

次に、相談への対応の留意点について、傾聴による信頼関係を土台とし、安心して気持ちを話してもらえることで感情を吐き出すことができる「カタルシス効果」の重要性を述べ、グループに分かれてさまざまなケースを想定した相談対応のロールプレイを行いました。
ロールプレイでは、相談者・相談担当者・オブザーバーの役を演じ、それぞれの事案ごとに役割を変えながら相談窓口の対応を学びました。
最後に清水氏は、「相談対応は担当者の人柄が大事であるという研究結果もある。親身になって話を聞くことが初動として大事であるので、今日の研修を生かしてほしい」とアドバイスを述べ、研修会を締めくくりました。

本学園は、「キャンパス・ハラスメント防止等に関する規程」を制定しハラスメント防止に取り組んでいます。教職員が相談員となり、定期的な研修を実施しながらハラスメントに関する相談に応じています。

講師を務めた清水氏
ロールプレイングの様子