第39回日本トレーニング科学会大会が10月24・25日に大阪成蹊大学駅前キャンパスで開催され、スポーツ・システム研究科修士課程修了の畑島一翔さん(平成25年修了・元同研究科研究科助手、現本学体育学部非常勤講師)が、「日本トレーニング科学賞」と「トレーニング実験研究賞」をW受賞しました。
日本トレーニング科学賞とは、特定非営利活動法人日本トレーニング科学会が発行する機関誌「トレーニング科学」に掲載された原著論文の中から、最も優れた学術研究論文に対して贈られる賞です。
畑島さんは、スポーツ・システム研究科長の熊川大介教授と田中重陽教授らとともに取り組んだ研究を学術論文としてまとめ、「大学野球選手におけるハイプルトレーニングがスイング速度に及ぼす影響」のタイトルで、2025年度に発表されていました。
同学会の理事会による厳正なる審査の上、畑島さんらの論文が受賞に至りました。
また、畑島さんはトレーニング実験に関する優れた研究に贈られる「トレーニング実験研究賞」も受賞し、栄えあるW受賞となりました。
論文テーマ
大学野球選手におけるハイプルトレーニングがスイング速度に及ぼす影響
論文の概要
大学野球選手を対象に、ハイプルトレーニングによる身体的・力学的特性の変化と、それらがバットスイング速度にどのように関係するかを検討した。12週間のトレーニング介入の結果、バットスイング速度と最大パワーが有意に向上し、特に最大パワーの向上がスイング速度の増加と関連することが明らかとなった。また、トレーニング初期には高速域での力発揮能力が改善することも示された。本研究は、オリンピックリフティングの一種であるハイプルが野球選手の打撃パフォーマンス向上に活用できる可能性を示すものであり、選手の特性に応じたトレーニング方法の検討に役立つ知見と考えられる。
畑島氏のコメント
この度、「日本トレーニング科学賞」ならびに「トレーニング実験研究賞」という名誉ある学会賞を同時に受賞することができ、大変うれしく、光栄に存じます。共著者の熊川大介教授、田中重陽教授をはじめ、実験にご協力いただいた選手や関係者の皆様に、心より感謝申し上げます。今回の受賞を励みに、今後も競技現場に還元できる実践的な研究に取り組み、トレーニング科学の発展に貢献していきたいと考えております。
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