【開催報告】「ホルムズ危機と日本、そしてアジア」講演会
経済研究所と経済学研究科の共催により、日本経済新聞社の高橋徹氏をお招きした講演会を開催しました。政経学部の教員をはじめ、経済学研究科の大学院生や学部生など、学内から幅広い層が集まり、最新の国際情勢と経済の動向について熱心な議論が交わされました。
日時: 2026年5月19日(火)
講師: 高橋 徹 氏(日本経済新聞社 上級論説委員兼編集委員)
参加者: 政経学部教員、経済学研究科課程委員・大学院生、学部生
◼️ 講演内容:緊迫する地政学リスクとアジアの対応
高橋氏は、2026年3月に発生したホルムズ海峡の実質封鎖について、日本のエネルギー安全保障やアジアの供給網、ASEANとの協力関係まで視野を広げた立体的な分析を展開されました。
講義では、主に以下の先進的な論点が示され、参加者の深い関心を集めました。
・日本の強みと脆さ:石油備蓄の強靭性と、見落とされがちな「ナフサ供給」の脆弱性
・アジアの共通課題:ホルムズ海峡を通過する石油の多くがアジア向けであるという事実
・枠組みと未来:APSA(ASEAN石油安全保障協定)や POWER Asia などの地域協力、脱炭素化がもたらすエネルギー地政学の変容
参加者からは「非常に分かりやすかった」「世界情勢を見る視野が広がった」などの感想が寄せられ、大変好評を博しました。
◼️ 大学院との連携の第一歩として
本講演会には大学院生も多数参加し、研究所と大学院の連携を深める貴重な契機となりました。今後も研究所の活動を大学院教育へと還元し、学内の研究環境の向上に努めてまいります。


- 【ポスター】ホルムズ危機と日本、そしてアジア.pdf(834.0 KB)