経営学部

経営学部水師裕准教授担当の専門科目「流通」（旧科目名「流通と商業」）では定期的に外部講師を招いた講義を行っています。

6月29日に行われた講義では、株式会社ジェイアール東日本企画（jeki）の駅消費研究センターより松本阿礼氏をお招きし、国士舘大講堂で講義が行われました。
講義でははじめに、同社の行う事業について触れ、その後近年のエキナカや駅ビルと呼ばれる、駅と一体化したショッピングセンター事業についての解説がありました。

松本氏は、一般的なショッピングセンター事業と鉄道会社による駅でのショッピングセンター事業を比較したうえで、ターゲットとするシーンや取り扱う商品の違いについて説明し、近年では駅をつくる際に、駅ビルも一緒に設計しショッピングセンターができることを前提に開発していると述べました。「東京ステーションシティ」として駅が街になり、歴史や伝統、文化、学術、ビジネス、先進性が融合した「世界で唯一の駅」として開発された東京駅の事例を紹介しながら、全国に広がる駅ビルの可能性について言及しました。

さらに、近年では行政窓口や図書館等の公共施設として活用された事例や、病院等が入ることにより医療モール化された事例についても紹介し、「今後もエキナカや駅ビルの地域貢献について考えていきたい」と述べ、講義は終了しました。