政経学部

政経学部の赤石秀之講師、佐藤恵教授、柴田怜准教授の基礎ゼミナールに所属する2年生約50人が、11月13日から2ヶ月間にわたり、課題解決型授業として、SDGsプロジェクト「アップサイクルの課題と未来―市場・会計・政策の視点からー」に取り組みました。
本プロジェクトは、廃棄物や使わなくなった物を再利用して、より価値の高い物に変える試みであるアップサイクルの課題や未来の姿について、ゼミごとにグループに分かれて取り組む課題解決型学習です。

初回には、NPO法人日本エコロジーアップサイクル協会による特別講義が行われ、アップサイクルの現状と課題についての解説の後、学生達による質疑応答が行われました。その後、学生達はグループに分かれて様々な視点から調査・分析をし、最終発表会に向けて準備をしてきました。

1月17日には、NPO法人日本エコロジーアップサイクル協会の木村俊平氏、目黒区エコライフめぐろ推進協会の柴田潮美氏、そして帝京平成大学専任講師の庄司一也氏を外部有識者として招き、3ゼミ合同での最終発表会を行いました。発表会では、「ブランド品をアップサイクルして市場で販売する際に注意すべきことは？」、「アップサイクルを実施する人の会計を調査した上での次の一手とは？」、そして「アップサイクル製品と既存製品の競合を今後はどうやって解消するのか？」など、学生の視点でのアップサイクルに関する未来の姿が描かれました。

春期の3ゼミ合同SDGsプロジェクトにも参加した学生達は、企業に課題を与えられて取り組むという形でしたが、今回のプロジェクトでは学生達が自ら課題を見つけ出し、将来のアップサイクルの姿を描くという難題ではありましたが、しっかりと取り組んでいました。