7月8日、本学陸上競技部監督の右代啓祐体育学部准教授(以下:右代選手)が、世田谷キャンパス・柴田会舘で記者会見を開き、陸上十種競技からの卒業と円盤投げ種目への挑戦を表明しました。
会見のタイトルは「陸上十種競技の卒業・選手としてのこれからのチャレンジ」。会見会場には、テレビや新聞など多くの報道関係者が駆け付けました。
会見の冒頭で、右代選手は「先月行われた日本選手権をもって十種競技の第一線を退くことを決めました」と十種競技からの"卒業"を表明。
決断に至った経緯を聞かれると、「初日を終えたとき、参加標準記録に達せないことを悟りました。日本選手権が自分の戦う舞台であると考えていたため、そこに届かないとき第一線は引くつもりでした」と説明しました。競技生活を振り返る質問には、「20年間にわたる十種競技人生で数えきれない経験をしてきましたが、何より健康な身体で競技を全うできたことがしあわせです。多くの方々に支えられて充実した十種競技人生でした」と晴れやかな表情で話しました。
続けて、右代選手は「諦めが悪いと思われるかもしれないが、まだ限界に挑みたい」とアスリート魂が燃え続けていることを口にし、「今後は、円盤投げを専門に競技生活を続行します」と円盤投げ選手へのリスペクトを示したうえで転向を発表しました。
円盤投げを選んだ理由について問われると、「日本選手権で最も感覚がよく、自己ベストを更新できる手ごたえがありました。十種競技では、体力面の強化が主でしたが、単一種目の技術を磨いていけばまだ伸びていくと信じることができました」と説明し、「競技転向しても、根底にあるのは『今の自分の限界を越えていきたい』という思い。40歳を超えた自分が自己ベスト更新に挑戦する姿を観て、一人でも多くの方に何かが伝わったらうれしいです」と熱い思いを口にしました。
その後の質疑応答では、次世代のデカスロンアスリート育成に向けた取り組み、十種競技への感謝のほかオリンピックなど各種大会での思い出を振り返りながら力を込めた言葉を口にしました。最後に、「これからも、教鞭をふるいながら競技や社会貢献など自分のできることに全力で取り組んでいきます。十種競技で培った挑戦の心を忘れずに走り続けます」と決意が述べられ、会見は終了しました。
一流アスリートとして今なお輝き続ける右代選手。
その唯一無二の存在感と競技への情熱が見える一日となりました。
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