11月15日から26日にかけて開催される東京2025デフリンピックにレスリング部OBの曾我部健選手(平成18年体育学部卒)が出場します。
デフリンピック競技大会レスリング競技への日本選手が出場することは史上初で、曾我部選手は代表選手選考のトライアウトに合格して出場権を獲得しました。
曾我部選手は、生まれつき片耳がほとんど聴こえないハンデを抱えながらも、恵まれた体格を生かした豪快な技を武器に一般競技の部でも活躍する選手です。本学在学中には、朝倉利夫監督(体育学部教授)の指導をうけ、世界ジュニア選手権出場やアジア・ジュニア選手権では5位入賞するなど活躍しました。卒業後は、一般企業で働きながら競技に励み、全日本社会人選手権や国民体育大会(現:国民スポーツ大会)で優勝するなど活躍の幅を広げています。
レスリング競技は、21日~24日にかけて府中市立総合体育館で開催され、曾我部選手はフリースタイル125kg級およびグレコローマンスタイル130kg級に出場予定です。
試合前インタビュー
競技の注目ポイントを教えてください
「両者の意地がぶつかる接戦」です
どちらがポイントをとるか、相手の攻撃をどう防ぐかなど、一瞬の駆け引きが見どころです。私は、高度な技術があるわけではないので、泥臭く粘り強い試合展開になると思ってます。そのような意地とプライドのぶつかり合う接戦には負けないことが私の強みです。
国士舘大学レスリング部 朝倉監督とのエピソードを教えてください
朝倉先生は、威圧感がなく笑顔で接してくれたり、個人的な話もしやすいアットホームな雰囲気の先生でした。先生と選手の間に堅苦しい関係性がなく、家族のように接してくれる安心感があり、居心地よい大学四年間を過ごせました(笑)
デフリンピックへの意気込み
これまで出会った方々や日々支えてくださる皆さまへの感謝を胸に、世界に挑戦します。
一人でも多くの方に勇気や希望を届けられるよう、この大舞台で精一杯戦いメダルを狙っていきます。

大会詳細はこちら