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2025.08.27

稲木李菜子選手が世界選手権で日本史上初の団体総合金メダルを獲得

新体操部女子

第41回新体操世界選手権が8月20~24日にかけて、ブラジル・リオデジャネイロで開催され、稲木李菜子選手(21世紀アジア学部4年)の所属するフェアリージャパンが、団体総合において日本史上初の金メダルに輝きました。

フェアリージャパンは、今季のワールドカップでは2度の準優勝に輝くなど、7月以降の連戦の疲労が懸念されながらも今大会の金メダル獲得へ大きな期待が寄せられていました。

迎えた初日は、リボン5においては「島唄」をテーマ曲に沖縄の伝統芸能であるエイサーの動きを取り入れたしなやかな演技で挑むと、中盤に大きなミスがありながらも、ワールドカップ中の反省点を生かし素早く修正する落ち着いた演技で3位フィニッシュ。続くボール3フープ2では、SFアクション映画の戦闘シーンをテーマに前半から高い身体難度の技を正確に決めきると、その後も着実に付加価値を積み重ねる力強い演技を披露。中盤以降は、楽曲の盛り上がりに合わせ演技の勢いがさらに増し、会場から大声援を受けるなど会場全体をも巻き込み圧巻の演技で同種目1位となり日本史上初の団体総合金メダルを獲得しました。

フェアリージャパンは、2日目の種目別決勝リボンにおいても力強くしなやかな演技で世界を魅了し、見事銀メダルに輝きました。

中心選手として活躍した稲木選手は、「日本初となる団体総合で1位を獲得することができとてもうれしいです。今大会に出場するまでに辛いことの方が多い日々でしたが、たくさんの方々に支えていただきました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました!」と喜びを口にしました。

詳細結果は以下の通りです。

大会結果

・大会名 第41回世界新体操選手権
・日時  8月20日~24日
・場所  ブラジル・リオデジャネイロ

団体総合

優勝 フェアリージャパン 55.550点 ※稲木選手が団体メンバー

団体種目別〈リボン5〉

準優勝 フェアリージャパン

団体種目別〈ボール3フープ2〉

第5位 フェアリージャパン

個人総合

66位 ピラパンデ・ぺーワー・ミサト 選手(21アジア2年) ※ラオス代表として出場

詳細は以下ホームページをご覧ください。
公益財団法人 日本体操協会

金メダルを手に笑顔の稲木選手