グランドスラム東京が12月7・8日に東京体育館で開催され、60kg級の中村太樹選手(体育4年)が見事優勝を果たしました。
中村選手は、2月に行われたグランドスラム・パリでは3位に輝き、大学ラストイヤーを迎えた4月のアジア選手権は制覇するなど好調を維持していました。
迎えたこの日は、並みいる強豪を相手に、準決勝までオール一本勝ちを収め波に乗ると、決勝ではパリ五輪銅メダリストの永山竜樹選手と対戦。序盤から投げの攻め合いとなるなど激しい攻防の末、延長戦となったゴールデンスコア開始1分24秒で、指導3をもぎ取る粘り強い柔道で世界一の称号を勝ち取りました。
試合後のインタビューで中村選手は「自分の柔道を貫いて、パリ五輪メダリストの選手に勝てたことは自信になった。ロス五輪に出場に向け、おごらずにやるべきことをやっていくだけ」と話しました。
そのほか、100 kg級に出場した三木望夢選手(体育1年)は、2回戦で優勝した選手と対戦し惜しくも一本負けを喫しましたが、90kg級に出場した川端倖明選手(体育1年)は3位入賞を果たすなど、本学選手が世界の舞台で健闘しました。
詳細結果は以下の通りです。
◆男子60kg級
中村太樹 選手(体育4年)
結果:優勝
◆男子90kg級
川端倖明選手(体育1年)
結果:3位入賞
◆男子100kg級
三木望夢選手(体育1年)
結果:2回戦敗退
決勝戦での中村選手(右)
優勝を決め喜ぶ中村選手
表彰台で笑顔をみせる中村選手(左から2番目)
3位入賞を果たした川端選手(右)