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2019年06月03日

【目指せ!国士舘から世界へ⑧】清水梨紗選手インタビュー(種目:女子サッカー)

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2019年6月7日からフランスで開催される女子ワールドカップサッカーに、8大会連続で出場を決めた日本。

2011年の初優勝後、世代交代していく「なでしこJAPAN」の中でも、新世代の中核メンバーとして大活躍中のDF・清水梨紗選手(21世紀アジア学部4年)を今回は紹介します。

2歳違いの姉の影響で小学1年からサッカーを始め、「一度もやめたいと思わなかった」と話す清水選手の素顔に迫ります。

<2018年5月18日取材>(学年・年齢は当時)

――2冠を達成するも、骨折に見舞われましたが。

昨年(2017年)、所属する日テレ・ベレーザはリーグ戦と皇后杯(全日本選手権)の優勝で2冠を達成しました。私は皇后杯2回戦で左鎖骨を骨折し、全治3カ月の診断を受けましたが、ボルトで固定する手術とリハビリで、45日後の準決勝と決勝戦に出場しました。今もボルトが入っています。

――ケガへの対処は?

サイドバックというポジションは、守りの最終ラインという相手の猛攻を防ぐ、“最後の砦”ですから、不安はありましたが、ケガを理由にはしたくなかったので、いつも通りのプレーに徹しました。もともと足首のねんざが多く、ウォーミングアップではチューブを使って足首の強化に努めています。

――試合前のルーティーンはありますか?

高校までは靴下を履く順番や食事メニューなどを決めていました。あるとき、海外では同じ条件でやれるとは限らないことに気がつき、今はあえて意識せず、いつでも平常心で臨めるよう環境や場面に合わせて準備しています。

――サイドバックの魅力を聞かせてください。

中1までフォワードでしたから、攻撃側の気持ちや動きがわかるし、サイドバックは守備範囲が広く運動量が多いから、自分の強みを生かせるポジションです。守備から攻撃に転じることができるところも魅力です。ぜひ、守備にも注目してください。
その一方で、少しの油断からゴールへ運ばれてしまう危険性もあり、緊張の連続です。どこでもやる覚悟はありますが、ゴールキーパーだけは勘弁してほしい。怖くて立てません。

――学生生活との両立は?

今は週1回ですが、昨年までは週4~5日は通学していました。神奈川県の自宅と川崎市のクラブハウスと東京・町田市の大学とを移動する毎日でしたが、空き時間にレポートを書くなど時間を有効に使うことで、練習にも効率よく取り組めるようになりました。

――印象的な科目は?

仲の良い韓国チームの選手ともっと話したいと思い、第2外国語として韓国語を履修しました。今年4月のアジアカップで再会したとき、さっそく披露したら、とても喜んでくれました。

――国士舘の後輩へ一言お願いします。

国士舘の学生は、入学時から進路・就職先に対して明確な目標をもっていて、すごいなあと感じています。私にとって、日本代表は雲の上のことでしたが、一つ一つを達成していったことで、現実のものになってきました。目標を立てて、ぶれずに夢に向かってほしいですね。夢を持つことはとても大切です。

JFA/アフロ提供JFA/アフロ提供

――今後の目標を聞かせてください。

日本代表の選出はサバイバルです。勝利に貢献する一人になれるよう、プレーの精度とモチベーションを上げていきたいと思います。

プロフィール

名前:清水 梨紗(しみず・りさ)

学部:21世紀アジア学部4年

所属:日テレ・ベレーザ所属

生年月日:1996年6月15日生まれ(22歳)

出身地:兵庫県

出身校:神奈川県立元石川高校

 

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