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2023年11月09日

理工学部・大柳良介講師の研究テーマが「日本地質学会柵山雅則賞」を受賞しました

本学理工学部・大柳良介講師のこれまでの研究の取り組みが総合的に評価され、このたび2023年度「日本地質学会柵山雅則賞」を受賞しました。
日本地質学会は1893年創立の歴史ある学会で、会員数約3800人からなる日本の地球諸科学関連学協会の中で最大規模の学会です。今回大柳講師が受賞した「日本地質学会柵山雅則賞」は、地質学に関して優れた業績をあげた、博士号取得から5年以内の日本地質学会会員1名に対して授与されるもので、同学会所属の若手研究者にとって最も栄誉ある賞の1つです。
表彰式は、9月17日に京都大学で同学会第130年学術大会（9月17日~19日開催）の中で行われました。

受賞した研究テーマは「プレート境界領域における岩石-水相互作用と反応輸送過程の実態解明」です。地球の内部には大量の水が存在しています。そのような水は地震や火山噴火の発生に大きく関連しています。大柳講師は、地質学や深海底調査、データサイエンスを活用することで、地球内部でどのような現象が起きていて、どのような影響を及ぼすか研究してきました。

【大柳講師のコメント】
地球は海で覆われています。海水の量は非常に多いように思われますが、それ以上の水が地球の中に存在するとされています。このような地球の中の水は、地震活動や火山の噴火に大きく関係している可能性があります。私はこれまで、地球の中で水がどのように増減しているのかを研究してきました。研究では、予想外の結果が得られることがしばしばあり、とてもワクワクします。今後、より地球の中で起きている現象を詳しく解明することで、地震活動や火山の噴火がどうして起きるかということを明らかにしていきたいと考えています。