2021年12月06日
建築学系・位田達哉講師の授業でBIM・VRを用いた施工実習が実施されました
11月29日に世田谷キャンパス7号館地下の建築材料実験室で、理工学部建築学系・位田達哉講師の授業「建築材料施工演習」が行われ、BIMを活用した設計実習と、設計モデルを確認するVR体験が実施されました。
授業は昨年に続き、東洋建設株式会社の協力のもと実施されました。同社は、3D設計やVR・パノラマ・クラウドといった革新的なデジタル技術を設計施工プロセスに積極的に採用することで、設計内容を瞬時に情報共有したり、着工前に設計内容の詳細を仮想的に体感しながら把握したりといった作業を可能にし、設計施工品質の向上と効率化に取り組んでいます。
14人の学生らは3つのグループに分かれ、それぞれ設計、鉄骨、設備・電気のモデルをクラウド型3DCADソフトである「BIM360」を用いて作成しました。作図したモデルに対してソフト上の機能を使って干渉チェックを行い、グループ内で協議、修正を加えた後、それぞれのモデルをVRゴーグルで実際に確認しました。
昨年、コロナ禍で実現できなかった建築現場見学実習の代替として、リモートと対面のハイブリッド形式で行われた建築現場VR体験授業でしたが、本年からはより実用性の高い内容にリニューアルしての実施となりました。学生らにとっても対面授業ならではのグループワークによるVR実習を通じ、さらに実践的な学びを得る機会となっていました。
- 企業担当者の指導のもとBIM360でモデル設計を行う
- グループワークの様子
- ソフト上で干渉チェックを終えたモデルをVRで確認
- VR確認の様子
・位田達哉講師の教員情報はこちら
https://www.kokushikan.ac.jp/education/researcher/details_118005.html
・位田達哉研究室ホームページ
https://kokushikan-arch.net/indenlab/
・東洋建設株式会社ホームページ
https://www.toyo-const.co.jp/