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2024年01月16日

【世田谷区連携事業】文学部・本間准教授が区内幼稚園で継続的な助言を行っています

世田谷区との連携事業の一環として本学は、区内幼稚園に特別支援を専門とする教員を派遣し、特別な配慮が必要な幼児の教育・保育について、継続的な助言を行っています。

 

担当した文学部の本間貴子准教授は、昨年3月から1~2カ月に1回程度の頻度でキャンパス近隣の区内幼稚園に訪問し、特別な配慮が必要な幼児の園生活を観察しながら当該園児やその他園児への接し方についてアドバイスを行ってきました。

その振り返りを兼ねた研修会が1月10日に行われ、本間准教授は幼稚園教諭と補助員合わせて15人に対し、支援する上で覚えておきたい認知特性や支援への考え方について講義しました。

本間准教授は、自閉症スペクトラム障害(ASD)や注意欠如・多動性障害(ADHD)に見られる特性について説明し、特に幼児期に現れる行動などを具体例を交えながら紹介しました。その上で「ASDの特性が想像力の困難さに起因することを意識し、問題行動ではなく、その代わりとなる適切な行動を支援していくことで、より良い支援につながっていく」と話しました。また、「1年を通じて皆さんの支援が園児の成長に確実に結びついていると感じた。その子自身の成長に着目し、主体性を生かしながら導いていってほしい」と労いと励ましの言葉をかけました。

全体講義の後にはグループに分かれたワークも行われ、参加者は日ごろの園児との接し方について振り返りながら、今後の関わり方について話し合いました。

研修後に副園長は「全体の3割が支援を要する園児で、補助員は模索しながら関わっている。今回の取り組みでは、専門的な知見からのアドバイスに加えて、日ごろの補助員の関わり方を褒めていただくことが多く、励みになった」と話しました。

 

世田谷区と本学は、本学資源を生かした多様な分野での連携を進めており、特別な配慮を必要とする幼児の教育・保育を実践している区内幼稚園の要望を受けて、今回の取り組みが実現しました。

  • 講義する本間准教授講義する本間准教授

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2024年04月16日更新

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