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国際理解教育実施レポート

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2009年10月28日

武蔵村山第一小学校 2009年10月17日

10月17日(土)に実施した、武蔵村山市立第一小学校の総合学習「一小オリンピック」の授業にネパール出身のラズバンダリ・バヌ・バクタさん(21世紀アジア学部)、インドネシア出身のディアン・マルタ・ヌサンタリさん(政治学研究科)、ミャンマー出身のキン・タンダー・ウィンさん(政経学部)、韓国出身の李 允貞さん(21世紀アジア学部、漢陽大学交換留学生)の4名の学生を講師として派遣しました。

学生は各国ごとのスペースに分かれ、事前に用意した模造紙に貼った資料を見せながら3年生の児童に母国の文化や習慣を紹介しました。

バヌさんは、ネパールと中国の国境にそびえ立つエベレストの写真を見せたり、ネパールの民族衣装のサリーや料理に使うスパイスを売っている市場の写真を見せながら、ネパールでは露店で買い物をすることを説明しました。また、ネパールの文字で一人ひとりの児童の名前を書いたり、ネパールの紙幣を見せて貨幣価値を教えました。ネパールでは15円でコーラが買えるということに児童達は興味を示していました。

ディアンさんは、民族衣装を着て、宗教上豚肉やお酒を口にしない代わりに牛肉、鳥肉、羊肉や野菜や果物などを食べることを、写真を使って話しました。また、インドネシアの伝統的な楽器であるガムランの音楽と踊りを、DVDを使って紹介しました。「ガムラン」とはインドネシア各地の様々な打楽器合奏の総称で、マレー語(インドネシアの国語)の「ガムル」(たたく)が語源となっています。寺院の祭礼や冠婚葬祭、あるいは観光客向けのショーとして盛んに演奏されています。
タンダーさんは、ミャンマーの伝統衣装を着ながら、ミャンマーには全部で130民族いること、また言語もミャンマー語とそれぞれの民族の言葉があることを紹介しました。特に、水の上で生活する民族や、首長族の話になると、子供達は興奮して話を聞いていました。また、ミャンマーの化粧品である「タナカ」を実際に見せて紹介しました。「タナカ」は、ミカンの木をすりおろして使う白い粉で、ミャンマーでは男女ともに小さい頃から日焼け防止と化粧を兼ねて鼻やほっぺに塗ります。
李さんは、韓国語で簡単な挨拶を一緒に練習したり、高層マンションの写真を見せながら、国の面積の割に人口が多いため、一軒家の代わりに20階以上のマンションを建てて人々が生活していることなどを説明しました。また、テコンドーの足技などの紹介をし、実際に技をかけたりして児童の関心をひきました。テコンドーとは格闘技、スポーツの一種で、韓国の国技でオリンピックの公式種目にもなっています。
児童の皆さんはこの日のために事前に各留学生の母国について勉強し、気になることはその場で積極的に質問したり、今まで聞いたことのない話を聞いて、目を輝かせていました。昼休みにはお弁当を一緒に食べたり、長縄とびやドッジボールをしてお互いの距離を更に縮め、双方ともに異文化体験できた一日となりました。


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