国士舘大学防災・救急救助総合研究所は、9月19日から24日にかけて、多摩南野キャンパスにおいて「小型車両系建設機械運転業務特別教育」を実施しました。
本講習は、本学と一般財団法人日本笑顔プロジェクトとの協定に基づき実施したもので、本学が実施主体となり、学科教育、実技教育、修了判定、修了証の発行までを一貫して行う初めての講習となりました。
今回実施したのは、小型車両系建設機械の「整地・運搬・積込み用及び掘削用」と「解体用」の特別教育です。受講者は事前に、日本笑顔プロジェクトから提供されたe-learning教材による学科教育と理解度確認テストを受講した上で、対面による実技講習に参加しました。
実技講習では、車両の基本操作や安全確認をはじめ、走行、掘削、積込みなど、実際に重機を操作しながら必要な技能を学びました。
今回、整地等の特別教育には15人、解体用の特別教育には9人が参加しました。また、9月24日には、すでに資格を取得している学生を対象としたスキルアップ講習も実施し、3人が参加しました。スキルアップ講習では資格取得後のさらなる操作技術の向上に取り組みました。
災害現場では、倒木や土砂、被災家屋の片付けなど、人力だけでは対応が難しい活動も少なくありません。小型重機を活用することで、活動の効率化や作業者の負担軽減につながる一方、重機を使用すること自体が目的ではありません。
防災・救急救助総合研究所の浅倉大地講師は、「小型重機は、被災者を支援するための一つの手段です。資格を取得することがゴールではなく、活動の手段のバリエーションを増やすことで、現場の状況に応じた支援ができるようになることが重要です。また、災害現場では技術だけでなく、危険があれば作業を行わないという判断力も求められます。今回身につけた技術と経験を、今後の災害支援活動や卒業後の仕事等につなげてもらいたいと思います」と話しました。
同研究所ではこれまでも、学生による災害ボランティア活動や防災教育を実施してきました。今後も、小型重機をはじめとした専門的な技術を学ぶ機会を設けるとともに、実際の災害支援活動と結び付けながら、被災地で安全かつ適切に活動できる人材の育成を進めていきます。
次回の小型車両系建設機械特別教育は、2027年2月に本学での実施を予定しています。



