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2025.09.25

ベトナム国家大学医科薬科大学の教員研修及び映像教材制作を実施

ベトナムの首都ハノイにおいて、厚生労働省が所管する医療技術等国際展開推進事業の一環として、914日から19日にかけて、防災・救急救助総合研究所の石﨑貴准教授、大学院救急システム研究科の原山尋斗さん(修士課程2年)と澁谷亮介さん(同)が招聘され、ベトナム国家大学医科薬科大学に設置予定の救急救命士学科の教員となる現地医師を対象とした指導者研修を実施しました。

今回の研修では、国立病院や115救急センターに勤務する看護師15人が生徒役となり、現地指導者が病院前救急医療に関する基礎実習に取り組み、指導者としての役割を果たす中で自信を深めるとともに、参加した看護師の知識と技術の向上に尽力しました。

研修最終日には、115救急センターの副署長が監督、現役の救急隊の看護師が演者となり、映像教材制作にも取り組みました。映像を何度も撮り直すことを通じて、知識・技術の向上を図りました。11月の現地研修では、この映像教材にベトナム語を付して、現地指導者と協力して一般市民向けの応急手当講習をベトナムの国立大学等で開催する予定です。

今後も、救急救命士学科の設立支援や一般市民への応急手当講習を通じて、ベトナムにおける持続可能な質の高い救急医療体制の構築に貢献していきます。

現地指導者による講義
現地指導者による実習
本学大学院生による展示
研修参加者一同で記念撮影