本学多摩キャンパスおよび多摩南野キャンパスにおいて、厚生労働省が所管する医療技術等国際展開推進事業の一環として、6月26日から7月2日にかけベトナム国家大学医科薬科大学に新設予定の救急救命士学科における教員候補である国立病院等の医師5人を対象に、指導者研修を実施しました。
本研修では、開発途上国における病院前救急医療に関する国際協力の実績を持つ防災・救急救助総合研究所の石﨑貴准教授および救急システム研究科の柳聖美研究科助手を中心に教育指導が行われ、救急システム研究科の大学院生も実習の補助として参加しました。
研修では、救急救命士教育におけるカリキュラム構築や教育技法の習得を目的に、体育学部スポーツ医科学科の講義・実習を中心とした視察を実施しました。また、シミュレーション実習を通じて、救急救命士教育に関する知識と技術の向上を図り、将来の指導者としての自信を深める機会となりました。
さらに、7月末には体育学部スポーツ医科学科の喜熨斗智也准教授とともに、今回の研修を受講した医師5人と連携し、ベトナム・ハノイにて現地研修の実施を予定しています。
今後も、本学は救急救命士学科の設立支援や現地での研修活動を通じて、ベトナムにおける持続可能で質の高い救急医療体制の構築に貢献してまいります。
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