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2023年02月22日

第9回FD研修会を実施しました

本学FD委員会は10月29日、オンラインで第9回FD研修会を実施し、教職員207人が参加しました。

 

今回は、学修成果を測定するために本学でも2019年から導入しているアセスメント・テストの理解を深めるため「ナニ!?ソレ!?アセスメント・テスト」と題し、学内外から専門家を迎えて3部構成で研修会を実施しました。

 

開会に先立ち、FD委員会副委員長の和田義浩法学部教授が本研修会の趣旨およびアセスメント・テストの概要を説明し、続いて佐藤圭一学長が大学は少子化によるパラダイムの転換期に差し掛かってきていると危機感を強調し、「アセスメント・テストの重要性を今一度再確認し、その有効活用を心掛けたい」とあいさつしました。

 

第1部では「アセスメント・テストとは」と題し、本学にアセスメント・テストを提供する株式会社リアセックの酒井陽年氏による講演が行われました。

酒井氏は、中央教育審議会における教学マネジメント指針でも示されているように学修成果の可視化が必須事項であることを強調し、アセスメント・テストでは学修成果が具体的な数値として測れることやその有効性を具体的な測定手法をあげながら紹介しました。とりわけ本学が導入する同社のアセスメント・テスト「PROG」では、リテラシー(論理的思考力)およびコンピテンシー(実践的な行動特性)が測れることを説明し、受験結果からみられる学生の傾向などを紹介しました。

 

第2部では「ジェネリックスキルとは」と題して、山梨学院大学学習・教育開発センター特任教授の成田秀夫氏が講演し、VUCA時代(先行きが不透明で将来の予測が困難な時代)における大学教育の在り方について、本学のディプロマ・ポリシーをふまえながら、カリキュラム・マップと紐づけていくことの重要性を示すとともに、ディプロマ・ポリシーを実現するために「PROG」を活かす授業方法などを紹介しました。また、「経験学習サイクル」や「ALACT モデル」をあげ、授業あるいは学生生活の中で、経験を通じた気づきをすることが成長に結びついていくことを強調し、そのための経験をどのように学生に担保できるかが重要と述べました。

 

第3部のパネルディスカッションでは、政経学部の古坂正人准教授がコーディネーターを務め、アセスメント・テストを受験し、成長度が高かった学生3人が自らの成長を実感した授業を発表しました。登壇した理工学部3年の李健麟さん、法学部3年の瀬戸邦秋さん、文学部3年の後藤美優さんはそれぞれが成長した授業を紹介し、授業の内容や成長を実感した点など実体験をもとに発表しました。また、それらの授業を担当した各教員が授業の工夫した点を紹介するなど、より良い授業の構築に向け活発な議論が繰り広げられました。

 

閉会の挨拶では本学副学長でFD委員会委員長の長谷川均文学部教授が、「アセスメント・テストを上手く活用できている学生がいる一方、受験したままのケースも散見されている。本日の研修会で、アセスメント・テストのさまざまな活用法が知ることができ、教職員の理解が深まったとともに今後の教育活動に生かしていきたい」と述べ、研修会を締めくくりました。

 

 

 

 

  • 学内でオンライン参加する教職員の様子学内でオンライン参加する教職員の様子
  • パネルディスカッションで発表する学生パネルディスカッションで発表する学生
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2024年04月16日更新

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