学部概要

2022年06月21日

PCR検査の自動化に前進 理工・神野教授らがマイクロチューブ自動開閉栓を開発

理工学部の神野誠教授(ロボット工学)と同学部理工学研究所の野々山良介特別研究員はこのほど、生命科学実験やPCR検査などで多く使われるマイクロチューブを自動で開閉栓するマイクロチューブキャッパーを開発しました。本開発により、複数社のマイクロチューブに対応が可能なPCR検査の前処理の自動化に大きく前進しました。

 

マイクロチューブの前後に2本のアームを配置し、開栓時には手前から開栓アームがチューブにツメをかけて開き、閉栓時にはチューブの後ろから閉栓アームがふたを閉じるように動くことで、メーカーによってわずかに異なるマイクロチューブの形状に対応します。

 

 神野教授は「ロボットにとって難しい作業や形状の異なる容器への対応をシンプルでコンパクトな装置で実現し、それらと直交型ロボットとを組み合わせることで、一連の工程の自動化ができる」と話し、検査や実験の効率化と安全性の向上に期待が寄せられています。

 

本研究は、JST, CREST, JPMJCR20H5の支援を受けたものです。

  • マイクロチューブキャッパーマイクロチューブキャッパー
  • 神野誠教授神野誠教授
教員紹介

この研究科の情報を探す

資料請求

大学院案内デジタルパンフレット

令和6(2024)年度 大学院学生募集要項

ページの先頭へ