学校法人国士舘（以下「当学校法人」という。）は、宗教法人世界平和統一家庭連合（以下「旧統一 教会」という。）が国士舘大学多摩キャンパスに隣接する土地（以下「本件土地」という。）を購入した ことを受け、本年4月28日付けで「旧統一教会の本学隣接地取得に関する報道について」と題する文書を当学校法人のホームページに掲載し、「当法人としては、関係諸機関と緊密に連絡を取り、すべて の学生・生徒が安心して学べる環境を守るための各種対策を講じる」旨を表明しました。

　本件土地を管轄する多摩市は、本年6月21日付け書面で、旧統一教会に対し、少なくとも宗教法人法に基づく解散命令がなされないことが確定するまでの間、本件土地において造成、既存建物の解体・改修、新たな建物の建築などの一切の行為（以下「建築行為等」という。）を行うことのないよう申入れを行ったことを発表しました。

　ところが、旧統一教会は、工事開始日を当初の予定より1週間延期しただけで、本年7月3日には既存建物の解体工事に着手しました。これを受けて、多摩市は、さらに同日付けで旧統一教会に対し、今後の建築行為等に関し旧統一教会の考えを質す質問書を送付し、同月14 日、当該質問書への旧統一教会の回答について「真摯かつ誠実に検討、回答するものでなく、市民の不安解消に向けた努力や取組みの姿勢が一切窺えないことは、誠に遺憾」であるとの見解を公表しました。

　当学校法人は、これらの経緯にかんがみて、令和5年7月20日、旧統一教会に対し、本件土地を使用しての活動計画を中止し、撤回するよう、直接、申入れを行いました。

令和5年7月20日

学校法人国士舘

申入れの内容については、以下よりご覧いただけます。

関連：旧統一教会の本学隣接地取得に関する報道について（2023年4月28日掲載）