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2023年12月12日

カンボジアの救急医療に関する人材育成体制強化プロジェクトで現地救急医療従事者への研修を実施しました

独立行政法人国際協力機構(JICA)の草の根技術協力事業「カンボジア救急医療に関する人材育成体制強化プロジェクト」の一環で、8月25日から9月3日にかけて防災・救急救助総合研究所の研究員3人がカンボジアを訪れ、救急医療従事者を主な対象とした研修を行いました。

 

8月28日から30日の3日間、シェムリアップ州病院で映像教材を用いて救急救命処置の基礎を学ぶEMT-Basic研修を実施し、シェムリアップ州病院、隣接する救急⾞両を有するプレヴィヒア州病院の医師、看護師及びドライバーの合計16名が参加しました。
現地指導者としてカンボジア2名の医師および保健省から2名が参加し、プレテストおよびポストテストで研修の効果確認しました。研修終了後、参加者に修了証を授与しました。

 

8月31日と9月1日は映像教材の撮影とこれまでのプロジェクトの振り返りを実施し、現場活動における課題を抽出しました。
主な課題について①通報システム(ディスパッチシステム)の改善、②救急⾞に積載する資機材の不⾜、③レジストリーのまとめ⽅が挙げられ3点について意見交換したほか、現地インストラクターおよび救急隊と映像教材の編集および追加撮影を行いました.

 

本プロジェクトは、カンボジアにおける救急医療人材の開発・強化を目的としたJICAの草の根技術協力事業として令和4年3月からスタートしたもので、今後も現地での指導者育成などを通して、持続可能な救急医療人材育成体制の整備に貢献していきます。

 

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