オープンキャンパスの笑顔"

国士舘大学のオープンキャンパスには「女子カフェ」というユニークな取り組みがあります。「女子カフェ」では、現役の女子学生たちが相談員となり、進路のこと、部活のこと、大学生活のことなど、高校生のさまざまな質問や相談にお応えします。男子禁制なので、部屋に入れるのは女子生徒とお母様のみ。お父様には待合室で待機していただきます。毎年大好評をいただいているオープンキャンパスの「女子カフェ」、今回はスタッフを担当した女子学生に集まっていただき、話をうかがいました。

編集部: みなさんはどのようなきっかけで、女子カフェのスタッフになったのですか?

女子カフェスタッフ:私は「女子カフェ」のスタッフをやったことがある先輩から声をかけていただき、やってみようかなと思って担当しました。今4年生なんですが、「女子カフェ」には毎年担当してきました。学生によっては、先生から声をかけていただいて参加する子もいるみたいです。人が足りないから手伝いに来てよって言われて(笑)。あと、前年度に女子カフェに参加した子には、入試部の方から一斉メールが来て、今年も担当しませんかって誘われるみたいです。一度女子カフェのスタッフを経験すると、続けて毎年参加する人が多いみたいですね。

編集部: 毎年参加したくなるのは、何か理由があるのですか?

女子カフェスタッフ:私の場合は単純に、参加してみて楽しかったって思ったからです。女子カフェに出るといろんな人と知り合いになれるんですよ。他の学部の子たちとも仲よくなれるし、また、相談に来てくださる高校生や保護者の方と話をしても、いろんな共通点があったりして、面白いなと思います。
 私は先生を目指しているのですけど、先生をやってらっしゃるお母様がいらして、「先生って実際どうなんですか」って、逆にこっちが質問したこともありました。高校生の子とも好きなものが一緒だったりして、わきあいあいとした雑談から入ることが多いですね。

編集部: 女子カフェを訪れる高校生たちは、どんなことを聞いてくるのですか?

女子カフェスタッフ:学生生活の話はよく聞かれます。勉強のことはもちろんですが、サークルとかその他の活動についても聞かれます。私の場合だと、学園祭実行委員会に所属していたので、そういう活動の話をしたり、夏旅行や冬旅行で遊んだりしているよとか、自分の学生生活のことをいろいろ話します。勉強の面だと、私は法学部の法学研修室というところに入っていて、みんなで勉強しながら切磋琢磨できるよとか、そんな話をさせていただいています。

編集部: 皆さんは、どういう思いで女子カフェスタッフになろうと思ったのですか?

女子カフェスタッフ:私自身が高校3年生のときに国士舘大学オープンキャンパスの「女子カフェ」に来て、先輩といろいろ話して、それで国士舘に進学することを決めたんです。実は、ちょっと言いにくいんですけど、「女子カフェ」に来る前は国士舘大学って男子ばっかりで恐いイメージがありました。でも、興味があったので、「女子カフェ」だけはのぞいてみようと思ったんですね。そうしたら、全然思っていたのと違う感じで、話していてすごく楽しかった。「学校は楽しいですか?」って聞いたら、先輩が「すごい学校楽しいよ」って言ってくれて。そのときは「ホントかな?」って疑っていたんですけど、自分が実際に入ってみて、学生生活は本当に楽しいんですね。だから、今度はそれを私が高校生の子たちに伝えてあげようと思って、「女子カフェ」に参加しているんです

編集部: 他にも高校生のときに「女子カフェ」に来た人はいますか?

女子カフェスタッフ:はい、私も高校生のときに「女子カフェ」に参加しました。私が志望していたのが法学部で、女の子が少なそうだったので、「女子カフェ」にお母さんと一緒に参加して「友だちできますか?」って相談しました。そうしたら担当してくれたお姉さんが「大丈夫! できるよ。男の子たちもフレンドリーだから」って言ってくれて、それで安心したんです。
でも、「国士舘は男の人が多いんですよね」って質問は高校生からよくされますね。みんなそこを不安に思っているのかな。あと、「彼氏できますか?」なんていう質問もありますね(笑)。人生相談みたいな感じになっちゃいますけど、そんなことを気軽に話せるのが「女子カフェ」のいいところなんです。

編集部: 相談に乗っていて、印象に残った高校生の人っていますか?

女子カフェスタッフ:去年の「女子カフェ」に、警察官になりたいっていう女の子が来ました。その子に法学部のことをいろいろ教えてあげたんです。たとえば、「この前まで現役の検察官だった先生もいるよ」みたいなことを。すると、次のオープンキャンパスにまたその子が来てくれて、そのときにまたお話をしたんです。そうしたら学園祭のときにも来てくれて。それで、結局最終的に法学部に入学してくれました。しかも、私と同じ道をたどるように学園祭実行委員会にも、法学研修室にも入ってくれて、それがすごく嬉しかった。その子は今1年生ですが、本当に可愛く思えるので、今でもいろいろ話したり、相談に乗ったりしています。

編集部: それはいいですね。他には誰か印象に残った高校生はいますか?

女子カフェスタッフ:私は21世紀アジア学部ですが、この学部は留学生が多いんですね。今年の「女子カフェ」にベトナム人の子が来てくれてお話をしました。その子は1人で日本に来ていて、今、語学学校に通っているそうです。新聞の奨学金を受けるために新聞配達をしているとかで、うちの学部に入って日本語を勉強したいと言ってくれました。その子の話を聞いて、正直すごいなって思いました。ちゃんと目標を持って学部に入ってくるんです。自分も頑張らなくっちゃなぁという気になりましたね

編集部: なるほど、「女子カフェ」に参加することは、自分のためにもなるんですね。

女子カフェスタッフ:そうですね。私の場合は「女子カフェ」に参加して、自分のコミュニケーション力が上がったように感じます。初対面の人に接して、いろいろ説明する機会なんて、普段あまりないじゃないですか。そういう意味ではとてもいい経験になりました。
 それから、「女子カフェ」で高校生に言ったことには、自分で責任を取らなきゃいけないって思うようになりました。偉そうなことを言っていても、自分でできなきゃだめですものね。自分の姿を見直すという意味でも、とてもいい経験になったと思います。

編集部: 最後に、オープンキャンパスに来る高校生にメッセージはありますか?

女子カフェスタッフ:高校生のときって、大学のことはよく分からないじゃないですか。私自身も大学を選ぶとき、外から見ているだけじゃ分からなかった。「通ってみると、実際はどうなんだろう」ってことが知りたかったんですね。「女子カフェ」のいいところは、そこが聞けることだと思います。「大学は楽しい?」「授業は難しい?」「男の子はやさしい?」「ボーイフレンドはできる?」とか、普通のオープンキャンパスじゃ聞けないようなことが気軽に聞けるんです。スタッフの学生は高校生と年齢があまり違わないし、感覚も似ているから、まさに女子会のノリで雑談も交えて、いろんなことが聞けるんです。ほんと、「女子カフェ」に来て、どんな小さなことでもいいから質問してみてください。大学選びって人生の中でとても大切なことだと思うんですよ。だからこそ、心から納得して入った方がいい。そのために「女子カフェ」をどんどん活用してもらえたらと思います。

編集部: 「女子カフェ」に来れば、国士舘大学の本当の姿が分かるということですね。
今日はどうもありがとうございました。

気軽に、大学を見に来てください。
国士舘大学オープンキャンパス

オープンキャンパスとは

 国士舘大学のことをもっとよく知りたいという高校生や保護者の皆様のために、国士舘大学では毎年「オープンキャンパス」を実施しています。世田谷、町田、多摩の各キャンパスを開放して、大学の教員・職員・学生が皆様をお出迎えいたします。大学の学びのこと、サークルのこと、将来の進路のこと、なんでも気軽にご相談ください。世田谷キャンパスで年6回、町田キャンパスで年4回、多摩キャンパスで年3回ほど実施しています。

個別相談会

 個別相談会では、各学部の教員と学生が、入試のことや学部の学びなどについてご説明します。普段の授業やゼミのこと、キャンパスライフのことなど、何でもお尋ねください。実施対象の全学部・全学科の教員と学生がお迎えし、一つひとつのご質問に丁寧にお応えします。教員や学生の生の声が聞ける希少な機会ですので、ぜひご活用ください。

学部紹介

 大教室にお集まりいただき、講演会形式でそれぞれの学部の代表者が学びの内容や方針、学部全体の雰囲気などについてお話しいたします。講演終了後には、30分間という簡易的なものではありますが、普段の学びの内容を体感していただくための「模擬授業」を行います。高校生までとは少し違う、大学の講義を経験できる絶好のチャンスです。

予備校講師による小論文解説

 本学の入学試験の過去問の傾向や、小論文を書くコツなど、予備校講師が客観的に分析し、ご紹介します。学部によって小論文のテーマや出題に特色があります。それらを全体的に網羅して、お話していただきます。毎年好評のプログラムです。

キャンパス見学ツアー

 本学の学生がガイド役を務め、高校生や保護者の皆様をご案内するツアーです。見たい場所、知りたいことなど、ご来場者のご要望をうかがいながら、それに即した対応をさせていただきます。学生と一緒にキャンパスを回りながら、入試のこと、学生生活のこと、学びのこと、何でも気軽にお尋ねいただけます。こちらも大好評のプログラムです。

キャンパスランチ

 普段学生はどんなものを食べているのか。それを体験していただくために、ご来場者の皆様全員に無料のキャンパスランチとドリンクを提供しています。アンケートに記入していただいたご意見・ご要望は学生食堂に戻したり、改善するための参考にさせていただくこともあります。全キャンパスのオープンキャンパスで実施しています。

女子カフェ

 国士舘大学というとスポーツ、男性的というイメージをお持ちの方が少なくありません。しかし、実際には多くの女子学生が在籍し、イキイキと元気にキャンパスライフを過ごしています。そんな国士舘女子の等身大の姿を見ていただき、何でも気軽に相談してほしいという願いから、「女子カフェ」は始まりました。「どんな女子がいるんだろう?」「学生生活はどんなだろう?」。分からないこと、不安に思うこと、なんでも気軽に相談してください。お茶やスイーツを食べながらのガールズトークに花が咲きます。世田谷キャンパスで毎年ご好評をいただいている「女子カフェ」ですが、2015年度からは多摩キャンパスでも「スポ女カフェ」がスタートしました。ぜひ一度、のぞいてみてください。

写真左から
 
21世紀アジア学部
佐藤有利子さん
文学部
肥後千紘さん
理工学部
遠藤夏菜さん
法学部
市川優奈さん
法学部
人見史織さん
政経学部
髙塚麻衣さん