ブックタイトル国士舘史研究年報第8号

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概要

国士舘史研究年報第8号

国士、海を渡りて153大学でも客員教授として週一回空手道を指導していた。ベレン支部では汎アマゾニア日伯協会から山科守剣道師範を迎え剣道指導も行われており、後に日本から剣道指導員として浅野誠一郎、柔道指導員として後藤啓之が赴任しベレン支部にて指導が行われた。日本からの指導員は就労ビザが取得出来ず観光ビザで入国しているため、六か月ごとに帰国し再度観光ビザを取得して再渡伯するやり方を繰り返していた。前任者の車田享一がビザの切替えで一時帰国し再渡伯するのに合わせて、同じ航空機で私もベレンに赴任した。ベレンでの生活ベレン到着直後は時差ボケ、現地生活への対応、着任後手続き等もあり町田先生から一週間くらいはゆっくりするようにと長旅を労わられた。ベレン支部武道館一階道場脇の一部屋が指導員用の部屋であったが、二人の指導員が生活するには無理があったので武道館から歩いて一〇分くらいの所に車田指導員と二人でアパートを一室借りて共同生活を始めた。同武道館はベレン市のキンチーノ・ボカイウーヴァ通り一六五七番にあり、大きなバス通りに面した市の中心ベレン支部武道館看板