ブックタイトル国士舘史研究年報第8号

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概要

国士舘史研究年報第8号

思い出の記135生もいた。「現場で働いてみて理想と現実の違いに挫折しそうになった時、同級生の声を聴くと勇気と活力が湧いてきた」「施設実習で、授業とのギャップを強く感じ、様々な人生を歩んできた高齢者を介護するのだから介護の勉強に終わりはないと思った」などなど??。その他、研修旅行、学園祭(おいでなさい)及び体育祭などの行事についても、一つ一つが生徒の手作りで、遅くまで意見を出し合って作り上げたことが大切な思い出となっているようであった。二〇一六(平成二八)年六月二〇日、旧太宰府キャンパスを訪れた。国士舘大学の名称を外された門を入ると、旧教室棟の外観は耐震補強がなされ、クリーム色に塗装されていた。玄関へ入ると、受付があり、応接テーブルとソファーは、私が就職した初日に座ったもので感慨深かった。旧食堂のテーブル・椅子は当時のままであった。二階の旧教室は、施設課・上下水道課になっていた。三階は、校区自治協議会等の会議室、事務室になっていた。四階の旧図書館は倉庫、五階の階段教室は、当時のままであった。舞台には、演台と花台が並べられ、「寄贈平成九年三月一八日 国士舘大学福祉専門学校第一期卒業生一同」の名称が刻まれ、当時のままであった。式記念碑「国士舘太宰府校地跡」と卒業生一同寄贈「念ずれば花ひらく」(国士舘大宰府キャンパス跡地)