ブックタイトル国士舘史研究年報第8号

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概要

国士舘史研究年報第8号

国士舘史研究年報2016 楓?124に個々の感謝の思いを伝えた(ちなみに私は仲間二人と和田任功学生監のお宅に泊めていただいた)。三月二〇日。一〇号館剣道場にて卒業式が挙行された。郷里から父母が上京し式に参列してくれた。式も盛大に行われ、通い慣れた大学に感謝の意を込めて大講堂と正門に一礼して郷里へ向かった。早いもので四年間の大学生活もアッという間に過ぎ去った。「四年間、俺は何を学んだのか?」自問自答する中で、とにかく目上の人に対しての「礼儀」は一応出来るようになったと思う。また、集団生活での自己の在り方や協力し合い、お互いを尊重し敬いながらの生活が大事であると卒業を前にして思う。いよいよ明日は卒業式だ。自分の青春時代の楽しく辛い経験は、これからの人生に役に立つと思う。いつの日か懐かしみ良き思い出となるだろう。「誠意」「勤労」「見識」「気魄」この国士舘大学の教育理念を肝に銘じ、これからの人生の指針としていきたい。とにかく四年間、自分のために一生懸命に頑張ってくれた父と母に感謝し、何かお礼をしてあげたい。  三月二〇日 0時23分記(在学中のノートのメモより引用)おわりに昭和五二年から静岡県公立中学校の教員に採用され、保健体育科と国語科の教員を務めた。平成二七年三月、無事三八年間の勤務を終えた。自己の指導の根底では「誠意」「勤労」「見識」「気魄」が基盤となっていたと思卒業式後に母と