ブックタイトル国士舘史研究年報第8号

ページ
117/220

このページは 国士舘史研究年報第8号 の電子ブックに掲載されている117ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

国士舘史研究年報第8号

人間形成の礎となった四年間115はじめに昭和四八年四月、国士舘大学体育学部に入学し、多くの経験を積み、視野を広め、昭和五二年三月無事卒業した。運良く、静岡県教職員採用試験に合格していたので、母校である旧相良町立相良中学校(現牧之原市立相良中学校)に勤務することができた。静岡県中南部の風光明媚な駿河湾の西端の地域周辺の中学校で勤務させていただき、以来三八年の歳月が流れ、平成二七年三月、無事定年退職することができた。大学卒業後は、多忙さにかまけて母校を訪問する機会は数回であったが、「国士舘大学新聞」が定期的に届くようになり、国士舘大学の最新情報を得ることができ、併せて往時を懐かしく思い出すことができた。平成二九年の一〇〇周年事業の一環として在学中の資料を収集しているとのことで、平成二八年五月には大学時代の四年間の講義ノートや書籍を持参し、国士舘史資料室を訪問した。その後担当者より『国士舘史研究年報楓?』の寄稿依頼を受け、ペンを取った次第である。一 体育教師を夢見て「先生! 俺、体育の教員になりたいです。」これは、私が高校二年生の時に、進路面談で担任の先生に答えた当時の気持ちである。中学生の頃漠然と抱いた夢も体育教師であり、高校生活を過ごしていく中で、その夢が更に強くなっていっ体育学部一八期生 板倉 紀之人間形成の礎となった四年間国士舘の思い出