ブックタイトル国士舘史研究年報第7号

ページ
143/182

このページは 国士舘史研究年報第7号 の電子ブックに掲載されている143ページの概要です。
秒後に電子ブックの対象ページへ移動します。
「ブックを開く」ボタンをクリックすると今すぐブックを開きます。

ActiBookアプリアイコンActiBookアプリをダウンロード(無償)

  • Available on the Appstore
  • Available on the Google play
  • Available on the Windows Store

概要

国士舘史研究年報第7号

ジャカレイ日本語学校と日本語教師派遣事業141前だった。ジャカレイ日本語学校は二部制を取り入れながら、日本語教育だけでなく運動会や学芸会などを学校行事として催したことは特筆に値する。それはブラジルの日本語教育機関にインパクトを与えJFの構想であった埼玉県北浦和の日本語普及センターの新設、JICAの中南米における日系社会の教育文化面での人材派遣制度の新設。さらにはサンパウロに日本語普及センター設置構想を進めるきっかけをつくりだした。国士舘大学の日本語教師派遣事業は、その意味ではとても大きな意義があったと言える」と述べられています。このようにブラジルにおける日本語の普及に一石を投じたという側面はあったと考えられます。大学を出たばかりでブラジルに渡り日本語を教えるという経験は、派遣された者達にとって貴重な体験になったことは間違いなく、その後の人生においても大きな影響を与えました。現在、本学に在職しているのは、峯、鈴木、鷹取、苫米地の四名ですが、退職者の中にも茨城県でブラジル人子弟のための児童館運営をする者、国際協力NGOに所属しブラジルに関連する仕事についている者もいます。派遣された者は日本語学校の卒業生と今でも連絡を取昭和58 年 運動会(前列左筆者、後列左より3 人目本藤氏、右端櫻田氏)