留学を検討している方

協定校から本学への交換留学体験記

ジャンジュナータッド ヌッチャナン
(タイ・チュラロンコーン大学)

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2003年度交換留学生 人文科学研究科 人文科学専攻

私の留学目的は日本語能力を伸ばしながら、江戸文学特に近松門左衛門についての知識や資料を求めることです。そこで、私が選んだ科目は近世文学、日本劇文学などです。どの科目も自分の修士論文に大変役に立ったので、楽しく勉強できました。また、担当の先生のお勧めで文学作品を空間という視点から読み解く「国文学購読III」と芸能の映像を見て、日本文化の諸相を論じて行く「国文学特殊講義IV」という授業も聴講しました。これらの科目はタイの大学でなかなか勉強できない科目ばかりですので、私にとって大変ありがたいことでした。自分の日本語能力がまだ足りないため、分からない授業の内容もよくありましが、幸いなことに、学生の数が少ないため、先生やクラスメートに丁寧に説明していただき、皆と一緒に楽しく勉強することができました。

 

授業以外では、「日本人をより深く理解するために日本の文化、生活、名所などを見て、学びたい」を目標とし、この一年間いろいろな活動をしました。

ジャンジュナータッド ヌッチャナン

まず、同じ日本でもいろいろな地域の人と知り合いになりたかったので、東京、宮崎、奈良、北海道へホームステイに行きました。それによって日本人の家庭生活、タイではできないスキーやお正月の行事なども体験できました。でも、なにより心に残ったことは皆の優しさです。そのおかげで、私は日本のことを前よりもっと理解でき、もっと好きになりました。次に京都への学外研修にも参加しました。実際に名所を探訪しながら、文学を勉強するのは初めての経験でした。国も時代も違って、日本の古典文学を勉強している私にはとても貴重な経験となり、一生忘れられない思い出となりました。

 

この一年間日本のよい点をたくさん見ました。その中で一番気に入ったのはどんな職業の人でも皆一生懸命自分の仕事をやっていることです。私はこの人たちを見て、自分もがんばらなければならないと思いました。日本人の皆からパワーをもらったと言っても過言ではありません。帰国して、このパワーを使って、修士論文も仕事もがんばりたいと思います。



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