2022年01月17日
SFR(スポーツファーストレスポンダー)講習会を実施しました
国士舘スポーツプロモーションセンター(KSPC)は昨年12月27日、今年度3回目となるSFR(Sports First Responder)講習会を多摩南野キャンパスで開催し、ラグビーの新リーグでメディカルサポートスタッフとして救護にあたる予定の体育学部の学生ら中心に11人が参加しました。
SFR講習会は、スポーツ競技の試合や部活動において、選手に発生した急性の疾病、外傷に対し、医療従事者、救急隊に引き継ぐまで初期対応・応急手当てを行う人材を育成するプログラムで、本学独自の認定資格(SFR)を取得することができます。今回、メディカルサポートスタッフとしてラグビー救護に携わる学生には、取得することを義務付けています。
講習会では、まず国士舘スポーツプロモーションセンター・スポーツアドミニストレーターで防災・救急救助総合研究所の曽根悦子講師が救護マニュアルに沿って説明し、救護体制の概要や実際の大会を想定した観客救護・選手用救護の各セクションにおける活動要領などについて学びました。その後2班に分かれ、想定される止血法や捻挫・骨折対応など、さまざまな症状に関しての処置方法を学び、自ら手を動かしながら何度も確認しました。さらに、大会救護で実際に使用する個人用防護具(PPE)を着用し、本番を想定した搬送訓練やBLS(一次救命処置)を行いました。
最後に実施された確認テストでは、見事参加者全員が合格し、修了証が手渡されました。
講習終了後、実習のインストラクターを務めた防災・救急救助総合研究所の都城治助教が「今日学んだ内容を何度も復習し頭に入れ、当日は不安なく、自信を持って臨んでもらいたい」と述べ、学生らを激励しました。
- 救護マニュアルの説明を聞く様子
- 止血法を実践する様子
- スクープストレッチャーを使用した搬送訓練
- 全身観察から心肺蘇生を行う学生ら