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2019年12月10日

学生アスリートのスポーツ倫理教育推進に向けたシンポジウムを開催しました

国士舘スポーツプロモーションセンターは12月8日、学生アスリートの倫理形成に向けた各大学の取り組み及びその成果と課題、今後の展望について明らかにすることを目的に「学生アスリートのスポーツ倫理教育推進に向けたシンポジウム」を本学世田谷キャンパス34号館B301教室で開催し、300人を超える一般、教職員らが来場しました。

 

シンポジウムは本学体育学部の田原淳子教授の司会で進行し、まず本法人の大澤英雄理事長が主催者を代表してあいさつしました。大澤理事長は「学生アスリートにとって大切なことは技術・体力・精神力だけでなく、物事の善し悪しを判断できる知恵。学生の皆さんは本日のテーマに沿った貴重なお話を、またとない機会と捉えて糧にしてほしい」と述べ、期待を寄せました。

 

基調講演では、一般社団法人大学スポーツ協会会長の鎌田薫氏が「UNIVASの役割と今後の展開、学生アスリートの倫理観形成に向けて」と題して講演しました。鎌田氏は、はじめに大学スポーツが日本のスポーツ史においてどのような影響を及ぼしたかを解説した後、大学スポーツ界が現在抱える問題を取り上げました。組織に関する問題としては「中学校は日本中学校体育連盟、高等学校は全国高等学校体育連盟、社会人は日本スポーツ協会などの統括組織が存在するが、大学には存在しない。このため競技によっては科学的な練習を積極的に取り入れる団体がある一方、過剰な練習量を求める団体が存在する場合がある」と、大学スポーツのマネジメントの遅れを指摘しました。また、UNIVASの設立の経緯・目的などを説明し、最後に「大学教育は、知恵と志と実行力つまりは”人間力”を涵養し、基本的なスキルとマインドを身に付けさせることを教育目標にしなければならない。この観点から、迅速な判断などを涵養するスポーツは、単なる“課外活動”ではなく教育の中核をなすものと位置付け直す必要がある」と締めくくりました。

 

ディスカッションは、本法人の吉川晃審議役が進行し、前半はスポーツ庁参事官の増井国光氏、大学スポーツ協会理事で早稲田大学教授の友添秀則氏、日本経済新聞社編集局運動部編集委員の北川和徳氏、本学文学部の細越淳二教授が各担当・専門分野の立場からUNIVAS事業の進捗状況や課題などについてそれぞれ発表しました。後半は発表した4氏をパネリストに迎え、吉川審議役の問題提起に対し、意見を述べ合いました。

最後は本学副学長で法学部の入澤充教授があいさつし、閉会しました。

  • 大澤理事長による主催者あいさつ大澤理事長による主催者あいさつ
  • 基調講演をする鎌田氏基調講演をする鎌田氏
  • 手前から細越氏、北川氏、友添氏、増井氏手前から細越氏、北川氏、友添氏、増井氏
  • 来場者からも積極的に質問が寄せられ活発なディスカッションに来場者からも積極的に質問が寄せられ活発なディスカッションに
  • 司会を務めた田原氏司会を務めた田原氏
  • ディスカッションを進行する吉川氏ディスカッションを進行する吉川氏
  • 閉会のあいさつをする入澤副学長閉会のあいさつをする入澤副学長
  • 超満員となった会場超満員となった会場
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2024年03月05日更新

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