3年生を対象としたインターンシップの成果発表会・修了式が9月17日、世田谷キャンパス34号館で行われ、インターンシップに参加した学生と受け入れ先の企業・団体関係者らが出席しました。今年のインターンシップには、受け入れ先として40団体の協力により、88人の学生が参加しました。

修了式で佐藤圭一学長は、「インターンシップを経て、今後の就職活動に向け自身に何が足りないのか課題が明確になったはず。今回の貴重な経験をすぐに振り返り、今後のステップに繋げてほしい」と激励し、コロナ禍での厳しい状況下でも受け入れていただいた企業の皆さまへの感謝をしっかり伝えてほしいと話しました。

成果発表会は34号館の各教室で10班に分かれて行われ、学生らは参加した目的や研修内容、今後の学生生活への課題などを発表しました。学生らは「大変なこともあったが、働くことに一層興味がわいた」「業界を絞ることよりも、まずは、就活の軸を決めることが大切だと気付くことができた」とそれぞれ感想を述べ、「語彙力のなさを痛感したので、残りの学生生活で高めていきたい」「能動的に動くことができなかったのが悔やまれる。今回の反省を次に生かしたい」「大学生と社会人の違いを痛感した。まずは気持ちの面から気を引き締めたい」など、今後の抱負を述べました。自作の報告書を用いて発表する学生が多く見られるなど、就職活動に対する意識の高さがうかがえました。

成果発表会に出席した採用担当者からは、「インターンシップを通じて課題や反省があるのは当たり前。大切なのは次にどう生かすかをしっかり考え、行動すること」「企業・業種選びはイメージだけにとらわれず、直接社員の声を聞くなど業界研究をしっかりしてほしい」などのアドバイスが送られました。

キャリア形成支援センターでは、年間を通じてさまざまなプログラムを実施しており、多彩な就職支援を行っています。9月27日からは、学部3年生・修士1年生を対象に採用選考に向けて必要な対策を学ぶ「就職講座」を実施する予定です。