国士舘要覧 2017
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6 国士舘要覧2017理事長挨拶学校法人国士舘 理事長大澤 英雄おおさわ・ひでお1936年北海道生まれ。1960年国士舘大学体育学部卒業1960年本学に入職、1981年体育学部教授、1992年から2001年まで同学部学部長、2003年から2006年まで国士舘大学学長2006年本学名誉教授、学校法人国士舘常任理事、2008年学校法人国士舘副理事長を務め、2009年4月学校法人国士舘理事長に就任1992年から2004年まで財団法人日本サッカー協会理事・特任理事、1998年から2004年まで全日本大学サッカー連盟理事長、2004年から2006年まで全国体育系大学・学長学部長会会長、2008年全日本大学サッカー連盟顧問、2014年一般財団法人関東大学サッカー連盟会長、2015年からNPO法人日本サッカー指導者協会理事長2009年全国体育スポーツ系大学協議会理事、2012年日本私立大学協会理事2015年公益財団法人私立大学退職金財団監事 国士舘は1917(大正6)年に私塾「國士館」として創立し、1958年に国士舘大学を創設して以来、学園内外の皆様からの厚いご支援により、大学7学部・10研究科および中学校、高等学校を擁する総合学園として発展してまいりました。 「世のため、人のために尽くす人材」すなわち「国士」養成を旨とし、創立から100年を経て、表現方法は時代と共に変化を遂げてまいりましたが、その根底にあるのは「他への献身」という考え方です。これは、真心を持って人に尽くすことであり、本学創立者の柴田德次郎先生が学生・生徒に対して深い愛情をもって教えを説く姿から、当時学生であった私自身が学んだことであります。本学が教育理念とする四徳目「誠意・勤労・見識・気魄」を掲げ、人材育成に取り組んだ創立者の思いを、現代のニーズに合わせて伝えていくことが、継承者である私たちの使命であると考えます。一世紀前に創立者が掲げた理念は、今も脈々と受け継がれており、その一例として2012年に設置した防災・救急救助総合研究所を中心に、防災拠点大学としての機能をさらに強化するとともに、学生・生徒への防災教育に力を入れています。 国士舘は、本年創立100周年を迎えました。この大きな節目を迎えるにあたり、総合的な記念事業として、梅ヶ丘校舎の開設、メイプルセンチュリーホールおよびメイプルセンチュリーセンター多摩の開館といった教育施設の総合整備や、経営学部、救急システム研究科をはじめとする学部・研究科の新設、また本年度は文学部を専攻制から学科制に移行するなど、変革する時代のニーズにかなう教育・研究環境の整備を実施いたしました。2015年には創立100周年とその先を見据えた改革方針を検討し、「学校法人国士舘中長期事業計画」として公表いたしました。今後も引き続き具体的な施策を着実に実現し、国士舘はこれからも新たな歴史の創造に向けてまい進してまいります。

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