国士舘要覧 2017
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1917年の創立以来、総合学園として発展してきた国士舘は、創立100周年という記念すべき節目に「国士舘創立100周年記念事業」を策定しました。世界に開かれ、地域に根ざすグローカルユニバーシティとして、新たな100年への一歩を踏み出しています。■9号館跡地の整備東日本大震災で被災した9号館の跡地を、2012年に学生が憩える空間として整備し「中央広場」と命名しました。■グラウンドの人工芝敷設(多目的グラウンド、ラグビー・アメリカンフットボール場)2007年に環境整備の一環として、授業やクラブ活動で使用するグラウンド(延べ18,650㎡)に人工芝を敷設しました。■各棟耐震補強工事各棟の耐震補強工事を行い、学生・生徒が安心して教育・研究に専念できる環境を整えました。2011年 5 号館(世田谷)2013年 11 号館(町田)、13号館(町田)、 14 号館(町田)2014年 12 号館(町田)、24号館(世田谷)2012年4月に大学附置研究所として防災・救急救助総合研究所を設置しました。当研究所は国内外における防災・救急救助に関する総合的研究や支援活動をはじめ、防災リーダーの育成や地域と連携した防災活動を行っています。近い将来の首都直下型地震が危惧され、防災への意識も高まりつつある中、災害時の防災拠点機能をもつ本学の研究所として、新しいコンセプトのもと多種多様な救急医療システムの充実に取り組んでいます。1962年に設置された政経学部経営学科を改組し、2011年4月、新たに経営学部を設置しました。経済活動のグローバル化が急速に進んだ近年、「ヒト・モノ・カネ・情報」といった経営資源が国境を越えて自由に移動する時代に対応するため、カリキュラム全体にキャリア教育の狙いを込め、学生一人一人の就業力を高め、卒業後における自らの資質向上、社会的および職業的自立を図るために必要な能力の育成を行うことを目指しています。2015年3月に史料編(上・下巻2冊)を刊行しました。今後、通史編、普及教育版(ブックレット)および附属出版物の編纂・刊行を予定しています。■体育学部こどもスポーツ教育学科の設置2008年4月、体育・スポーツの指導力向上を目指すとともに、小学校での各教科の高い専門性と幅広い実践力を身につけた教員の養成を図るため、体育学部にこどもスポーツ教育学科を設置しました。■総合知的財産法学研究科(修士課程)の設置2006年4月に独創的なアイデアなど成果物の権利を保護し、適正な権利の活用や新たな成果物を創造できる知財プロフェッショナルの養成を目指して設置しました。■図書館・情報メディアセンターの設置2012年4月にIT環境のクラウド化による情報基盤の進展とさまざまな媒体による情報資源の一元管理運用を目指し、既存の3機関を改組して図書館・情報メディアセンターを開設しました。■理工学部の設置2007年4月に工学部を改組して理工学部を設置し、理学・工学の幅広い知識を柔軟に習得できるよう、理工学部理工学科の1学科6学系制の教育システムを導入しました。■グローバルアジア研究科(修士課程・博士課程)の設置2006年4月にグローバル化が進むアジア地域を研究対象の中心とし、さまざまな学問領域との連携・融合を図りながら、総合的かつ先端的な研究を行うため、グローバルアジア研究科修士課程および博士課程を設置しました。■救急システム研究科(修士課程・博士課程)の設置病院前救急医療体制における多種多様な事象を研究対象とし、病院前救急医療に関する諸問題を解決できる専門能力を有する学識豊かな高度専門職業人の養成を目指し、2010年4月に救急システム研究科(修士課程)を、2013年4月には博士課程を設置しました。防災・救急救助総合研究所の設置町田キャンパス多摩キャンパス■図書館の増築2016年に主として救急システム研究科(博士課程)の教育・研究に関連する図書の増加に対応するため、既存の図書館を増築しました。多摩キャンパス世田谷・町田キャンパス■中学校・高等学校グラウンドの人工芝敷設2008年に主として中学校・高等学校の生徒が授業やクラブ活動で使用するグラウンド(4,985.64㎡)に人工芝を敷設しました。世田谷キャンパス経営学部の設置「国士舘百年史」編纂事業■創立100周年記念事業募金寄付金は、奨学基金に積み立て、経済的理由により修学が困難な学生・生徒や、学業またはスポーツの成績が特に優れた学生・生徒の支援に活用いたします。■100周年プロジェクトの推進創立100周年記念事業の具体的な構想を実現すべく15のプロジェクトを立ち上げ、本学の次なる発展に向け各種事業を進めています。

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