06 本学は、2024 年 8 月、ドローンの国家資格である無人航空機操縦士資格の実技試験実施機関として、国土交通省から認定されました。ドローンの国家資格を大学内で取得できる体制が整備されたのは、東京都では本学が初となります。学生のほか、卒業生や教職員の受験も可能で、2024 年度は 34 人が受験し、全員が資格取得を果たしました。今後も、本学の充実した修学環境と併せて、学部の専門領域を超えた活用が期待されています。 本学が全学的に実施する AI・データサイエンス教育の取り組みが、2024 年 8 月 27 日付で、文部科学省が推進する「数理・データサイエンス・AI 教育プログラム認定制度( 応用基礎レベル )」に認定されました。本学では、必修科目として「AI とサイエンス」を開講するほか、本制度の応用基礎レベルに準拠した副専攻を開設し、統計学や数学の基礎的な教養を身につけ、データに基づく問題解決の手法を学ぶことができる環境を整えています。 2024 年 7 月から 9 月にかけてフランス・パリで開催されたパリ 2024 オリンピック・パラリンピック競技大会に本学関係の選手 7 人( 在学生 2 人、卒業生 5 人 )が出場しました。選手らは、大舞台で健闘し、世界に夢と感動を与えました。 7 月 18 日には、同大会に出場する本学関係代表選手らの壮行会を開催し、会場に集まった本学関係者ら 250 人が一体となり代表選手らの健闘を祈りました。 本学人文科学研究科客員教授であられる三笠宮家の彬子女王殿下が 2024 年 10 月 17 日、「日本文化の生きる街」と題してご講義をなさいました。講義では、彬子女王殿下の著書である『最後の職人ものがたり』から京都に住む職人の話に触れられ、伝統的な日本文化の現状と将来について話されました。 本学園は、2025 年 1 月にキャンパス環境整備事業の基本計画を策定しました。本計画のもと、2025 年よりフェーズ 1 が始動し、1 月には( 仮称 )梅棟の設計に着手、4 月には地域交流文化センターの解体およびプール棟の解体工事を開始しました。今後は、( 仮称 )梅棟の建設に加え、中学校新校舎の建設や建学の森のリニューアルなど、段階的に整備を進めてまいります。 本学園は 2025 年 3 月に、2025 年度から 2029 年度までの 5 カ年における教育研究活動と経営に関する達成目標を定めた「第 3 次中長期事業計画」を策定しました。本計画では、変化の激しい現代社会に対応する教育環境の構築に向け、具体的な 5 つのビジョンと 7 つの重点項目を定め、それぞれの行動目標と達成指標を掲げています。国士舘創立 110 周年記念事業の一環であるキャンパス環境整備事業とも連動させ、本事業計画を遂行してまいります。 本法人は、2025 年 4 月 23 日付で株式会社日本格付研究所( JCR )より、昨年に引き続き長期発行体格付で「AA-( ダブル Aマイナス)」の格付けを取得するとともに、格付けの見通しは「安定的」との結果を得ました。この「AA-」は、10 等級ある格付けの上から 2 番目( AA レンジ )に位置し、「当面、一定の減価償却前事業活動収支差額を確保できる」と評価されました。格付評価 昨年に続き「AA-」/「安定的」を取得ドローン国家資格 学内で取得可能に文部科学省「数理・データサイエンス・AI 教育プログラム認定制度( 応用基礎レベル )」に認定パリ 2024 オリンピック・パラリンピック競技大会に本学関係の 7 選手が出場彬子女王殿下による特別講義国士舘キャンパス環境整備事業の基本計画を策定フェーズ 1 がスタート第 3 次中長期事業計画を策定KOKUSHIKANTOPICS 2024.6-2025.5
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