国士舘要覧2025
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学校法人国士舘理事長国士舘大学学長02せの たかし1944 年京都府生まれ1967 年国士舘大学政経学部卒業1972 年国士舘大学大学院経済学研究科博士課程修了、2005 年博士( 経済学 )( 国士舘大学 )1972 年国士舘大学政経学部助手として入職。1986 年政経学部教授、1995 年から 1997 年ま で 政 経 学 部 長、1997 年 か ら 2003 年 ま で教務部長、2002 年から 2003 年まで学長室長を務め、2003 年から学校法人国士舘評議員および常任理事、2015 年国士舘大学名誉教授、2025 年 2 月学校法人国士舘理事長に就任2008 年から 2009 年まで独立行政法人大学評価・ 学 位 授 与 機 構 国 立 大 学 教 育 評 価 委 員、2008 年から 2011 年まで財団法人日本高等教育評価機構評価委員1998 年から日本経済政策学会関東部会理事、2014 年から公益財団法人日本高等教育評価機構理事、2025 年 3 月から日本私立大学協会理事、2025 年 5 月から全国体育スポーツ系大学協議会理事たはら じゅんこ1963 年神奈川県生まれ1986 年横浜国立大学教育学部卒業1988 年横浜国立大学大学院教育学研究科修士課程修了、1991 年中京大学大学院体育学研究科博士後期課程単位取得、1994 年博士( 体育学)( 中京大学 )中京女子大学健康科学部助教授を経て、2006 年国士舘大学体育学部助教授として入職し、2009 年体育学部教授。2019 年学生部長( 2019 年から 2023年まで、同年 10 月から 2024 年まで )、2023 年国際オリンピック委員会オリンピック研究センター客員研究員( 同年 9 月まで )、2023 年学校法人国士舘評議員、2024 年国士舘大学大学院スポーツ・システム研究科長、同年学校法人国士舘常任理事、2025 年 4 月国士舘大学学長に就任2014年から国際ピエール・ド・クーベルタン委員会( CIPC )副会長、2018 年から国際フェアプレー委員会( ClFP )理事、2023 年からウィメンスポーツ・インターナショナル(WSI )理事、2024 年から日本ピエール・ド・クーベルタン委員会委員長、2021年から NPO 法人ローンボウルズ日本理事など2021 年ヴィケラス賞( 国際オリンピック史家協会 )受賞、2022 年度日本スポーツとジェンダー学会功労賞( 日本スポーツとジェンダー学会 )受賞など専門はスポーツ史・スポーツ倫理 本学は、建学の精神「国を思い、世のため、人のために尽くせる有為な人材」 を養成する教育研究機関として100 年有余の歴史があります。学生は全学共通教育科目を通して創立者柴田德次郎先生の人づくりへの思いや、教育理念、国士舘の歴史を学びます。そして、4年間の修学を通して四徳目「誠意、勤労、見識、気魄」を身につけながら、広い教養と豊富な専門知識、高い技能を備え、建学の精神を体現する「国士」へと成長していきます。 その学びを支えるのが、国士舘が誇る学生ファーストの手厚いサポートです。「人間味溢れる面倒見のよい大学」と言われる国士舘では、教職員が一人一人の学生を大切にし、学生たちが抱えている事情に寄り添い、修学の支援をしていきます。国士舘大学は、人を大切にし、共に歩み、共に成長していく文化に満ちています。 7学部 10 研究科を有する国士舘には、多様な個性と活力がみなぎっています。所属する学部・学科・研究科で専門性を深めながら、興味・関心に応じて学びを拡大していく他学部・他研究科の科目履修も開かれています。また、「防災教育」と「AI・データサイエンス教育」は副専攻として誰もが履修することができ、各種資格取得の講座も充実しています。国士舘大学では自分らしいオリジナルな学びを追究する環境が整っています。 社会人や留学生の受入れも積極的に行っています。人は生涯、いつからでも学ぶことができ、学びは人生をより楽しく豊かにすることができます。コロナ禍以降、オンライン技術が普及した一方、対面で人と人とが関わることの大切さも実感するようになりました。本学の学生には、地域や海外での交流・研修などにも積極的に参加し、学内外で多様な人々との出会いを大切にしながら、かけがえのない大学生活を送ってもらいたいと願っています。 私たちは、学生や卒業生が心の底から「国士舘で学んでよかった」と思い、「国士舘を出た人なら信頼できる」と社会が認める、教育と環境づくりを目指しています。 今日のパラダイム・シフトともいえる教育環境の大転換期にあって、教育はいかにあるべきかを問われております。創立 108 年を迎える国士舘も例外ではありません。創立者柴田德次郎先生は、地域住民が働きながら学ぶ夜間の学校を設置し、強い身体と高い志を持った人材を育てようと発意しました。国を思い、社会を支え、人を救うことのできる、強くてたくましい人材を国士と捉え、その「人財」の養成を創立の原点に置きました。 現在の国士舘は健全な心身の育成のためには武道・スポーツ・体育を、社会の要請に応えるためには防災・救命を、専門教育研究では政治経済・体育・理工・法律・文学・21 世紀アジア・経営の各分野に取り組んでおります。その成果として、警察官や消防官、教員など社会に貢献する人材を世に送り出しています。さらに、自然災害の激甚化と急激な世界秩序の変貌、社会の格差・分断への対応として、本学では総合大学のメリットを生かして、AI・データサイエンス教育や副専攻制度の導入、防災士やドローン操縦などの取得資格の充実を図っています。 第3次中長期事業計画では、2025 年度から 2029 年度までの 5カ年のビジョンを示し、その目標達成を指標化しました。この計画の中軸はキャンパス教育研究環境の整備事業です。「次世代のリーディングキャンパス―KX( 国士舘トランスフォーメーション )」をコンセプトに、「学生ファースト」「スマート」「防災」「サステナブル」「ヘルシー」「地域連携・社会協創」「インクルーシブデザイン」の7つの方針を掲げて整備事業にあたっております。 本学園は、「人生 100 年時代」とも呼ばれる時代の現状と要請を的確に捉えながら、エッセンシャルな領域における人材育成など、社会の負託に応える教育研究機関として、未来を見据えた教育研究・社会貢献に努めております。2025 年度から、次世代に向けた新校舎の建設が始まります。国士舘の総意をもって策定した計画目標を達成するために、全力を尽くす所存です。瀬野 隆田原 淳子ごあいさつ

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